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スーパームーンの皆既月食 世界で観測
9月28日 21時44分

スーパームーンの皆既月食 世界で観測
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満月がふだんよりも特に大きくそして明るく見えるいわゆる「スーパームーン」が地球の影にすべて隠れる、珍しい「皆既月食」が、アメリカやヨーロッパなどで観測され、33年ぶりの天体ショーに各地で歓声が上がりました。
月は地球の周りを僅かにだ円形の軌道で回っていて、地球に最も近づいたときの満月は、見かけの大きさがふだんよりも特に大きく、そして明るく見えるためスーパームーンとも呼ばれています。
そのスーパームーンが地球の影にすべて隠れてしまって赤黒く輝く皆既月食が、27日夜、アメリカやヨーロッパ、それにアフリカなどの各地で観測されました。
NASA=アメリカ航空宇宙局によりますと、スーパームーンの皆既月食は33年ぶりの珍しい現象で、このうち、フランス・パリのモンマルトルの丘には、少しでも高い場所から見ようと大勢の市民が集まりました。
訪れた男性は「月の谷などを詳しく観察することができた。月が食べられていくみたいで、現実の世界ではないようだ」と話していました。
また、南米のコロンビアでは、冷え込むなか家族連れなどが広場で望遠鏡をのぞき込んでいて、訪れた女性は「果てしない宇宙を感じることができた。自分が本当にちっぽけな存在に感じる」と話していました。
NASAによりますと、スーパームーンの皆既月食を次に見ることができるのは、18年後の2033年になるということです。

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