僕は昔、古着屋さんの店長をしてました。
自分の店じゃなくて、いわゆる【雇われ店長】ではありますが、実際には勤めてた店には僕以外にスタッフはいなかったので色々と学びの多い期間でした。(オーナーと、もう一店舗に同じく1人店長がいました)
21歳〜24歳(20歳〜23歳かも…)の約三年間を古着屋で過ごしたんです。店長とはいえ、雇用形態はバイトでしたけども。
そんな僕の話なんかに興味ある人がいるのかわかりせんが、ちょっと振り返りがてらつらつら書いてみます。(今回は長いです)
▼目次
[:contets]
ドロップアウトしまくった先に見つけた【好きなコト】
まず、僕は高卒です。山口県の工業高校出身。
18歳で高校を卒業後、母校ではありえない選択肢でしたが釣具屋の販売員として大阪で就職することができました。
とにかく独立(親元を離れ独り立ち)をしたくて、大阪という土地を選びました。
親とは仲いいんですが、末っ子で甘やかしてもらってた分、危機感みたいなのがあり妙に独り立ちを急いでました。
まあそんなこんなで釣具屋には就職したんです。
工業高校からなんで釣具屋?
親父は大工のような仕事(厳密にはサッシ屋)をしてまして、その影響もあり僕もDIYが好きで、高校生の時はルアー職人になりたいと思って作りまくってたくらいバスフィッシングが好きだったんです。
それで釣具屋にはれて就職!!!
したのに…
1年で退職→フリーターへ。あぁ暗黒時代。笑
釣具屋時代の話はまたいつかするとして、結果として1年で辞めました。
当時は色々とそれらしい理由をつけて辞めましたが、今となって思うとただただ『嫌になって逃げた』というのが現実です。
嫌になって逃げた、って認められるようになったのはここ数年です。それまでは暗黒時代としてあやふやにしてました。
逃げたことを認めたら楽になった。
せっかく就職したのにすぐに仕事をやめ、フリーターでくすぶってる時、色々な後悔や自己嫌悪が渦巻いてました。続けてたらよかったのかな、とか、フリーターのままで生きていいけるのかな、とか。
でも、家入一真さんという起業家(←僕、大ファンなんです)の言動を見てて、あの時代もネタでいいや!と思えて一気に気が楽になれました。
ドロップアウトした自分を認める、という感じ。
▼この本、最高です。
あ、なんだか暗い文章になりつつあるような…それは誤解です!!!!
僕はこの暗黒時代と感じてた時代があったからこそ、今の自分があるし、とても有意義な脱線だったと思います。(今も脱線したまんまですが。笑)
そんな暗黒時代とちょいマトモ時代の境目、それが古着屋での仕事でした。
アメリカ村で面接。緊張しすぎて30分前から店の前で張り込みw
今から10年近く前なんですよね、古着屋で働いてたの。もうお店は無くなってしまいましたが、居抜きでお店の跡地はあるっぽい。
で、その古着屋で働き始めたきっかけはなにかっていうと、タウンワークなんですよ。あのフリーペーパー。(今もあるのかな??)
古着屋で働く前は夜中のガソリンスタンドで働いてまして、その前は、、、まあちょっと変なとこで働いてましたが、なんせ古着が好きでした。
ヴィンテージが好きとかではなく、古着の雰囲気が好きでした。今も好き。
ちなみに、10年前はヴィンテージブームが終わったあとで、今思うとユニクロやH&M、ZARAなんかのファストファッションが伸びる過渡期でした。
なので、僕が持ってる古着屋像っていうのはゴリゴリのヴィンテージでもなく、どうしょうもない古着を数百円で売ってるものでもなく、いい感じのアメリカ古着が手頃な値段で売ってる感じ。(そういう店、減ったな〜…)
そんな時期に僕は古着屋さんの面接に行きました。
アメ村にある小さなお店が、2店舗目として郊外に出す新店のスタッフを募集してたんです(一回も行ったこと無い店なのに面接に行くなんて…笑)
緊張のあまり30分前くらいに到着し、遠目からお店を眺めてました。笑
面接内容は…全く覚えてません!!!!
そんな緊張感を持って望んだ面接、、、ごめんなさい、なんも覚えてません。笑
唯一おぼえてるのは、かなりラフなオーナーが折りたたみの椅子を出してくれた、ということだけ。そして後日、採用の電話をもらいました。(ベッドで寝転がってた時にかかってきたのは覚えてます。笑)
緊張し過ぎると覚えてないってたまにありますが、数少ないそういう場面でした。
そのくらい古着屋さんで働きたくて挑んだんですよね。
そして、本当にいい経験になったし、その当時のもう一店舗の店長とは今もよく飲みに行ったりしてて、素敵な出会いになりました。
散々長々書いたのに、面接の話はほぼなしですんません。笑
アパレルで働きたい人には派遣という選択肢がオススメかも
アパレル業ってなんとなく華やかに思うかもしれません。でも実際はとても地味ですし、接客は難しいものです。クレームだってあるし、色々しんどいこともある。
そういうとき、僕はたまたま古着好きっていう熱意みたいなんがあったんで耐えられましたが、『ちょっと働いてみたいな』って人にはきついかも。
そういう時に便利だな〜と思うのが派遣。
今の時代はアパレルに特化した派遣なんかもあるらしい。
↑こういうのを最近知って羨ましい気持ちになりました。笑
僕があのときこういう派遣でアパレル業界に飛び込んでたら、きっと今とは色々なことが違ってただろうな〜と思うんですよね。
趣味も含め。
まあでも、今が嫌とか全然ないんでいいんですが、アパレルで働いてみたいな〜って人は登録だけでもしとくといいかもしれませんね。
それでは、またそのうち古着屋で働き始めた話なんかもかこうと思います。