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こんにちは、ライターのチルドです。
若者のブログ人口の増加とともに、老人のブログ離れが叫ばれる昨今ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
総務省の調査によりますと日本人のブログ利用者は人口2000万人を越えるとも言われています。実際の稼働率は2割程度ですが、それでも400万人が毎日せっせとブログを更新している計算です。
僕のように書くために生きている人間にとって、ブログ人口の増加は、大変喜ばしいことなのですが、他方でマナーやルールを守れない利用者がいるのも事実です。その多くは無自覚に、あるいは無知からくる過失を冒していると推測します。
しかし、だからと言って、それが許されるものではありませんよね。
そこで今回は、ブログにおけるルールやマナーを再確認してみることにしました。ちなみに僕のブログ歴は10年以上、読みこんだブログの数は今まで食べたパンの枚数を遥かに上回っています。
あくまで僕の主観に基づくガイドラインになりますので、オフィシャルでは無いことをご理解のうえ、読み進めてください。
マルチ商法の勧誘
マルチ商法とは、会員が新しい会員を募ることで規模を拡大していくビジネスの総称です。詳しくはウィキペディアなどで調べてみてください。これはブログのみならず一般的にも違法とされている行為なのです。
ブログにおいては、勉強会、セミナー、懇親会、オフ会などが、マルチ商法の温床となる危険もありますので注意が必要です。
過度に残酷な表現
文学的な表現は例外として、残酷な出来ごとや残酷なニュースを取り上げるのもブログではご法度です。ただでさえ気が滅入ることを、更に掘り下げる意味がわかりません。
また、ブログは老若男女さまざまな読者の目に触れる可能性が高い媒体です。子供が見てもショックを受けないような配慮がブログには求められています。僕が苦手というのも大きな理由です。
過度に差別的な表現
ブログは自由な表現の場ですが、だからと言って女性を貶めるような発言や性的マイノリティを揶揄するような発言は控えなければなりません。
人類の多様性を尊重するのがブログの掟です。インターネットは常に最先端のグローバルリテラシーが求められています。
有名人の訃報
すべてではありませんが、不幸ごとをネタにするのはブログ人として失格です。もしも書く場合は大きなリスペクトが必須になるでしょう。
最悪なのは「報酬至上主義」を謳いつつ、有名人の訃報を神妙な調子で記事にすることです。悪質なアクセス稼ぎを疑われてしまいますよ。
マンガの転載
マンガのひとコマを使うには高度なセンスが要求されます。一般的には面白いかつまらないかが重要な線引きと考えられています。
これは、ブログの人気が高まるほど足を引っ張る材料になりますので注意が必要です。
ウソのタイトル
全国400万人が更新するブログ記事は、日々膨大な数にのぼります。その中にタイトルと内容がまるっきり違う記事が混じっていると、それはもう異物と言って差し支えありません。
ある有名個人ニュースサイト管理人によると、情報の取捨はタイトルで8割決めるとその著書で述べています。タイトルに嘘をつくなど言語道断です。
タイトルはまったくのウソではなく、それでいて魅力的なタイトルにする微妙なさじ加減が求められています。
文中のアフィリエイトリンク
IOSなどに広告の非表示が搭載されたことにより、あからさまなPR記事による、アフィリエイトリンクへの誘導が行われるようになりました。
しかしながら、一概にPRとPRでない記事の見分けはつかない場合が多々あるのが現状です。
見極める方法は2つあり、自分が良いと思った商品ならばセーフ。コッソリとPRはアウト、です。善良なブログには、PRならばPRと表記する心構えが求められています。
ランキング100
グーグルガイドラインにも定められているように、検索上位を目指すためのランキング100は禁止されています。
善きブログ人とは、自らの意志と感性によりランキングを100あげるものです。言うなればランキングは剣です。剣はサヤに収めなければなりません。剣を取る者はみな剣で滅びるのです。
フェイスブックっぽい
ブログはブログ。フェイスブックはフェイスブックです。ブログでは過度にフェイスブックっぽくならないようにするべきでしょう。
これはブログの用途の違いです。下記は日本の代表的なブログサービスによる、ブログの定義の一文です。
あなたが日々の生活から感じたこと、考えたことを他人と共有できる場所です。自分の気持ちを世界に向けて発信することもできますし、喜びや悩みを家族や仲の良い友達だけに打ち明けることもできます。
記事を書き続けることで、あなたの感性や関心が読者にも伝わり、同じ興味を持つ人とのつながりが生まれます。
このように、ブログとフェイスブックは微妙に違います。ブログではその微妙な違いを意識しなけれなりません。
最後に
繰り返しますが、あくまで僕の主観によるブログのガイドラインです。これが絶対に正しいと主張する気は毛頭ないことをご理解ください。
ただし100%間違っているわけでもありませんので、ブログ初心者はぜひ参考にされてください。
僕はいちブログ人として、常にブログの未来を憂いています。昨今のブログ界における、老人のブログ離れは顕著なものがありますよね。
この記事が、そんな現状を打破することを心から祈っています。