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仮想現実の世界でゴキブリの体を手に入れました
人工的に現実をつくりだす仮想現実の世界。その学生コンテストが行われるらしい。
なんでもゴキブリ体験や失禁体験の再現に成功したのだとか。すごい……夢のようじゃないか。もちろん悪い意味でだ。 行くしかない。IVRC2015(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)の予選会場に行ってきた。 > 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto) こうした取材ものにおいて大学取材はむずかしい。キャンパスをまちがえるからだ。今回も芝浦工業大学の豊洲と芝浦キャンパスをまちがえて大幅に遅刻。
2部屋ある教室にぎっしりVR装置が。やばい、時間がない
全部体験すると4時間かかるらしい2部屋にわかれた教室にVR装置がぎっしり。各大学のゼミだったりサークルだったり授業だったりでチームを組んでコンテストに参加してるらしい。
全部体験すると4時間かかるんだとか……とりあえず一番近くにあるものをやってみる。 とりあえず1つ体験させてもらった。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつけてヒーローに変身体験をするもの。 【REAL METAMORPHOSE チーム:REAL METAMORPHOSE製作チーム (多摩大学)】
パンチをすると腕からビームが出て敵を狙えるのだが……
当たるとめちゃめちゃにほめられる。いい大人がこんなにほめられることなんてない。仮想よりも現実がすごいな!
仮想現実は現実もすごいここでは変身ヒーローになって必殺技で敵を倒す体験をした。
ポーズで認識して変身するようで「そうです、いいですね、そのポーズです」とスタッフからほめられる。変身してからも敵をたおすごとに拍手でほめられる。 こんなにほめられるのはいつ以来だろうか。仮想現実はもとより、現実もけっこう変わったことになっている。 つづいて自分がゴキブリになる装置。手をペタペタはわせると… 【Cockroach-Human Interaction (CHI) チーム:くらかちゃ (東北大学 )】
カメラを積んだゴキブリ型ラジコンが動く。このゴキブリの体験をするわけだ
ゴキブリになってそして死んだつづいて行ったのはゴキブリの体験装置。ゴキブリ型ラジコンにカメラがついていて、その視点と操縦を自分の体の動きでやるのだ。
やってみるとなかなかおもしろい。ゴキブリかどうかはわからないがミクロな世界の主人公である気はする。(実際のゴキブリも自分がゴキブリだとは思わないだろうし) と思っていたら、目の前にある巨大な足がふみつぶそうとしてくる。やめろ! 死ぬ! これはゴキブリの視点だ! 死んでいくゴキブリの視点だ! ゴキブリの目の前でふみつぶそうとするスタッフさんたち。やめろ! 死ぬ!
ゴキブリになって死ぬ! そういう人生が今終わりました!
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