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きょうから仮線運行 えち鉄・福井駅付近

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 福井市の福井駅付近の鉄道を高架化する事業に伴い、えちぜん鉄道は二十七日から、新幹線高架を使った仮線運行を始める。高架区間にある二カ所の踏切は二十七日早朝に撤去され、五本の道路も来夏までに順次、開通する。線路を挟んだ東西交通の選択肢が増え、利便性は高まる。

 撤去されるのは中央線(さくら通り)にある日之出踏切、お泉水通りと東口都心環状線を結ぶ宝永踏切。県によると、一日各延べ三時間あった遮断時間がなくなる。「朝夕の渋滞が解消されるため、目的地までの時間短縮が見込まれる」という。

 高架区間では、新たに五本の道路も開通する予定。うち二本は歩行者専用道路で、JR福井駅西口の福井署駅前交番から東へ抜けるのは東口御園通り(幅八メートル)。さくら通り北側にも幅四メートルの歩行者専用道路が設けられる。

 北通り東口線(幅十四メートル)は駅のすぐ北側にあり、開通すると東西を自動車などで行き来するのに役立つ。東口都心環状線の完成を受け、二〇〇九年六月から行き止まりになっていた観音町通り(幅十一メートル)は再び通行可能になり、お泉水通りへとつながる。大手日之出線(幅十二メートル)は、東西の住宅地を結ぶ。

 道路は、地上にあるえち鉄の線路を撤去し、埋蔵文化財調査を経て来夏までに順次、通行できるようになる見込み。

(山本洋児)

 

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