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 27日午前7時15分ごろ、前橋市内で開催中だった自転車レース「第5回まえばし赤城山ヒルクライム大会」(前橋市など共催)で、動画撮影中の小型無人飛行機(ドローン)がコース脇の駐車場に墜落、炎上する事故が起きた。けが人はいなかった。

 大会には全国から約2800人が参加、事故は三番目のグループが出走後、次のグループがスタートゲートで待機中に発生した。飛行中のドローンが突然、回転しながら急降下し、スタート地点から約30メートル北西にあるコース脇の先導バイクの駐車場に墜落した。コースからは約1メートルしか離れていなかった。

 数秒後にドローンは白煙を噴き上げ、約1分後には火に包まれたが、関係者が消火器で消し止めた。レースは一時中断されたが、約8分後に再開された。

 ドローンを飛ばしていたのは、群馬県藤岡市の業者。前橋市が大会記録用としてに撮影を依頼していた。同市文化スポーツ観光部によると、全国で事故が多発しているため、人の上には飛ばさないよう業者と取り決めをしていた。