１、歌舞伎は人気があります。

私が行った日は平日にもかかわらず一幕見席の当日チケットを求めるお客さんで長蛇の列ができていました。一幕見席のチケットは好きな演目を一つだけ選べるので歌舞伎の雰囲気を手軽に味わいたい方にはオススメです。外国人観光客の方も大勢いらっしゃいました。なんだかんだ言っても歌舞伎ってやっぱり人気があるんですね。

２、歌舞伎十八番がオススメ。

十八番（おはこ）という言葉はここから来たように歌舞伎を観るなら歌舞伎十八番の演目がオススメです。ちょうど2015年11月の吉例顔見世大歌舞伎では歌舞伎十八番の勧進帳が予定されています。これは楽しみです。

３、勧進帳が最高。

勧進帳は歌舞伎の中で私が最も好きな演目です。最後の飛び六方が本当に印象に残るんですよね。ストーリーもとっても良いんです。ここではそういったことの説明はしませんが、何と言っても山伏に変装している一行が義経だと気付いていながら見逃す富樫の気持ちというものは本当に心を揺さぶります。そして敵を欺くために主君を打ち据えた弁慶の気持ちにも心を打たれます。勧進帳の全てが名場面です。

せっかく歌舞伎を観るのであれば、予め良い席を確保して幕の内弁当を食べて江戸時代にタイムスリップしたかのような世界観にどっぷりと浸りながら楽しむのが良いでしょう。歌舞伎に詳しくない方でも大丈夫です。自分が知らないことに初めて触れる瞬間はきっと楽しい気分にさせてくれるはずです。