偏り、と言われても仕方がないくらいの『ごはん党』です。
もう本当に1年じゅう、ごはんを食べています。3食ごはん。ごはん大好き。醤油と塩と海苔があれば、2合ぐらい食べちゃいそうなくらいごはんが好き。だから絶対、ごはんはお釜から食べず、お茶碗によそってから食べるようにしています(ん?なんか違った?)。
焼き鮭と海苔とごはんの組み合わせはもう最高すぎて、想像しただけでもだえる。
塩辛と海苔のダッグは、もう神すぎてむしろ危険なレベルなんで、塩辛を買うのは1ヶ月に1回までと決めています。ごはん無限に食べちゃうから。
あ、もちろん、おにぎりも大好きです。もう大好きすぎて、お昼ごはんは毎日おにぎり。いつも、家のお釜のごはんをラップにあけて、わかめとか高菜とか塩とか適当にまぜて、にぎって、海苔まいて、カバンに放り込んで職場に持っていってます。
ちなみに私のおすすめのおにぎりは、細かく刻んだ高菜をごはんに混ぜて、中に明太子を入れたやつ!!めっちゃ美味しいです!!
そんな、ごはん好きなら誰にも負けない自信のある私が、もう絶対譲れないのが、めっちゃこだわってるのが
海苔と塩!!
まず海苔は
有限会社浜善海苔店の板海苔。
この海苔、他の海苔と全然、もう本当に全然、違います!!
見た目も、触感も、味も、香りも、歯触りも、何から何まで全然違う。
まず色。
普通の海苔が緑がかった黒なのに対して、この海苔は、赤みがかった黒。
当然、向こう側なんて全然透けて見えません。
でも分厚いんじゃなくて、色が濃いのと、目が詰まってるの。
分厚くないから、噛み切れないとかは全然なくて、でも、好きなサイズに切るときに、ボロボロとカスが落ちることもない、絶妙なしっかり具合。
そして香り。
海苔よりも、もしかしたらひじきに近いのかも・・・。
その香りをかいで目をつむると、海の中の養殖場の風景、海苔を乾燥させている景色、腐食したコンクリートの堤防、砂浜に落ちているわかめ、さらに波の音まで聞こえてくるような気さえして、海回帰願望の強い私にとっては、懐かしさすら感じます。
あぁ海っていいなやっぱ最高だな帰りたいなと、毎朝思わせてくれる海苔。
(生まれも育ちも東京です)
手触りは、他の多くの海苔がそうなように、表はつるつる、裏はざらざら。でもね、表はつるつるなだけじゃなくてもう、ブラックダイヤモンドのようなつやまであるし(見たことないけど)、そして裏は、ざらざらといっても、手でこすっても崩れたりカスが落ちたりは絶対しない。でこぼこなんだけど、つやもある。裏なんだけど裏じゃない。
(この写真、『裏』です。見てくださいこのつや!!)
そして最後に味。
初めて食べた時、あ、この海苔だ。って直感しました。小さい頃なのか前世なのかわからないけれど、実は私は、子供の頃からずーっと、もう1度食べたい海苔があって、この海苔はまさに、私が昔から食べたかったその海苔だったんです。うまく表現できないけれど『海苔』の概念が覆るような、明らかに他の海苔とは一線を画している風味。この海苔さえあれば、たとえ塩も醤油がなくてもごはん1杯全然食べられる。それくらい、おまけでも脇役でも決してない、しっかりとした風味があります。普通、おにぎりに巻いて時間が経ってしっとりとした海苔って、ただしっとりしてるってだけで味なかったり、安い海苔だとちょっと苦みがでたりするんだけど、この海苔は違う。たとえしっとりしていたとしても、ぱりぱりだった頃の風味は決して衰えることはなく、この海苔を巻いたおにぎりを1口食べた瞬間
『なにこの海苔うまっ!!』
って、誰もが思います。たぶん。
この海苔、食べてみたくなったでしょ?
でもどこに売ってるのかなぁ?
販売元は小さな有限会社で、通販もやってなさそうだし。
アマゾンでも扱ってないっぽいからリンクも貼れない。
私はたまたま、スーパー『オオゼキ』で出会ったんです。
決して安いとはいえないお値段なので、あまり売り上げがなかったのか、一時、置いてない時期があったんですけど、今は復活して、安定した供給があって助かっています。
もちろん、この海苔、我が家では私が独り占めです。私以外の家族には基本的に、普通の緑黒色のニコニコ海苔とかです。おにぎりに海苔を巻かなくても別にいいとか言う、違いがわからない人には、この海苔はもったいないですからねっ!!
と、いうことで、どこで入手できるのかちょっとわかりませんが、もし出会えた時、見落とさないように、この画像をスマホの待ち受けにしておくことをおすすめします。
海苔だけに2000字近く費やしてますが
次は『塩』です。
この塩。
アルペンザルツ。
この塩は、アマゾンでも扱ってるし、きっと大抵のスーパーの塩コーナーに置いてあるだろうし、見たことある人多いんじゃないかと思います。
でもなかなかよいお値段するので、見たことあっても、なかなか買わないんじゃないかな普通。私だって、この塩の威力を知らなかったら買ってみたりしません。高いもん。
でもね。
この塩、めちゃくちゃ美味しいよ。
私とアルペンザルツとの出会いは、高校をサボって入った地元の喫茶店。
確かハンバーグセットかな?を頼んだとき、いつもの癖で、ライスに塩をかけたんです。その時、テーブルに置いてあったのがこの塩。
塩をかけたライスを1口食べて、うっ?!ってなりました。
なにこの塩うまっ!!
思わず顔を上げ、喫茶店じゅうを見渡してみると、すべてのテーブルにこの塩が・・・!!
なんだこの塩・・・!!
なんだこの喫茶店・・・!!
意識高っ!!
忘れられない塩、忘れられない味になりました。
そして次に私がこの塩と再会したのは、10年後。
1人暮らしを始め、近所のスーパーの塩コーナーで、この青いボトルを見つけたときの衝撃・・・!!
あの時のあの塩だ・・・!!
以来ずっと、我が家ではこの塩。
ごはんにかけてもいいし、お肉やお魚にかけてもいい。
ポークステーキ、チキンソテー、ビーフステーキ、全部、この塩だけでめっちゃ美味しくなります。
この間、残ったエビの頭と殻をゆでて、この塩振っただけのスープ作ったら、感動的なブイヤベースになってました。
この塩の美味しさを知ったら、ちょっと他の塩にはもう戻れませんね!
ただ・・・。
ぶっちゃけ、おにぎりにはちょっと合わない・・・。
そして
おにぎりにはもっと合う塩があるはずだと、研究を重ねた結果、出した結論はこれ。
『伯方の塩』か『赤穂の天塩』の2択。
このどっちかの塩をまぜて、鮭とか明太子とか真ん中に入れたおにぎりに、あの海苔巻いて食べたらもう、コンビニのおにぎり食べられなくなっちゃうよ?本当に。
おにぎりにはなぜか、岩塩系よりも、日本の天然塩の方が圧倒的に合います。
え?塩なんてどれも一緒?
食べてみてから言ってほしいですね!!
塩なんてどばどば使うもんじゃないし、多少割高でも、そんなに家計に実は響かないので、勇気を出して、手を出してみてほしいです。
以上。
ここにあげた『海苔』と『塩』は、本当に、私が絶対の自信をもっておすすめするお品です。どれもお値段は、『一般的なやつよりちょっと高め』くらい。でも、その『ちょっと高め』の値段以上のパフォーマンスをしてくれること間違いなし。何度食べても、毎日食べても、その美味しさには感動。飽きることも慣れることもありません。
おすすめは特に海苔かな!!
みなさんが運よく、人生のどこかでこの海苔に出会えることを、心から祈っています!!