ナゴヤ球場で練習する、今季限りでの現役引退を明らかにした中日の山本昌投手=26日午前【拡大】
2軍練習に参加していた中日・山本昌投手(50)が26日、ナゴヤ球場で今季限りの引退を決断したことを明かした。
「後日記者会見をすることになると思います。近いうちにね」
2軍練習で軽いアップを行った左腕は、若手のブルペン投球を見守り、アドバイスを送っていた。25日に更新した自身のホームページには、以下のように綴られている。
「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。8月の登板で故障して以来、どうするべきか悩みに悩みましたが、きのうチームの今季本拠地最終戦でナゴヤドームに行き、若返りを推進しているドラゴンズの現状を目の当たりにして、ボクが残ったらダメだと強く感じ、引退を決めました」
すでに白井オーナーにも報告を済ませており、近く引退会見が行われる見込みだ。米大リーグ・ジェイミー・モイヤー(元ロッキーズなど)の持つ49歳180日という世界最年長勝利を目指していた山本昌は、8月9日のヤクルト戦(ナゴヤD)で今季初先発したが、左指突き指で緊急降板していた。復活を期し、2軍で調整を続けていた。