日本帝国主義の元凶を処断した安重根(アン・ジュングン)やベルリン五輪マラソンを制覇した孫基禎(ソン・ギジョン)は、すぐさま紙幣に登場させても遜色ない、韓国現代史の英雄だ。白南準(ペク・ナムジュン)、朴婉緖(パク・ワンソ)など文化界の大物も、載せられない理由はない。何より、大韓民国の建国大統領を紙幣に載せない現実を、急いで改めるべきだ。一部では、李承晩(イ・スンマン)初代大統領の過ちを問題にしている。そういう人々には、中国の例を聞かせてやりたい。中国人民幣は、1元札から100元札まで、表は全て毛沢東になっている。毛沢東は、文化大革命や大躍進運動で数千万人を死に至らしめる過ちを犯したが、中華人民共和国建国という業績の方がずっと大きい、と考えているからだ。
先日、韓国の与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表が、李承晩・初代大統領の50周忌に当たって「誇らしい国父を、国父の座に就けるべき」と語った。ところが、それに続く議論はない。その言葉が本心からのものなら、紙幣に建国大統領の顔を載せることから推進すべきだ。