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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

広告ブロック機能が広まっても広告の形が変わるだけ!ブロガー黄金時代が来る!?



最近、PR記事の依頼を受けて、はじめてブログを使ってお仕事っぽいことをした三沢文也です。

まだまだ、駆け出しにつきお安い料金で話題作りをいたしますので、いい話があれば、声をかけて下さい。

 

…と冒頭から宣伝をかましましたが、これには理由があります。

まず、最近出たiPhoneの新しいiOSでは広告が表示されないアプリが話題になっているのです。

iPhoneの新OS『iOS 9』は広告ブロック機能でページ表示速度が3.9倍に。通信量も53%削減

特に、最もポピュラーな広告の1つであるGoogleの広告が表示されなくなっているとあって、大きな話題になっている。

 

…が、ブログの読者の一部がAppleのOSを使っていること以外は生活のどこにもAppleのお世話になっていない(GoogleとMSさまさまな)私に言わせれば、

 

なにバカなことしてるの?

スティーブ・ジョブズをカリスマとかほざいたやつがネットをつまらなくしていくんだ!

人のことを考えない人格破綻者が作った会社だから、人のことを考えず、やがて自分が被害を被るようなサービスが作るんだろうが!

 

「人格破綻者なんてひどい言葉だ」と思う人もいるかもしれませんが、誰もが認める天才で業績にも貢献してた創業者がその暴君ぶりゆえに会社を追い出される…それほど人格的に破綻した人が他にいるだろうか?

 

この件を報じる際に、こんな浮かれたタイトルをつけた奴もいるが、僕はちっとも賛同できない

すべてのネット広告業者に神の裁きを、Apple様の広告ブロックです 

Appleは神ですか…。とんだ邪神がいたものです。

 

…僕は繁栄しても幸せになる人が少ないサービスの1つだと僕はこの件でAppleに対して思いましたよ。すき家とかAmazonと一緒。安いから、楽だからとチヤホヤしてたら、周りの業者はことごとく潰されて、消費者は選択肢が減り労働者は彼らに合わせた過重労働を強いられる…そんなディストピアを作る会社の1つだと思いました。

 

「自分のブログのGoogle AdSenseからの収入が減るからってカッカするなよ!」

とか言われそうですが、そんなこと関係ないです。

 

僕が儲かるとか儲からないとか以前の問題として、歴史的に「メディアから広告を排除しよう」と消費者が試みても、消費者が目当てにしているコンテンツそのものが広告になったり、より悪質な企業の広告があふれることでかえって利用しにくくなっていることさえわからない人がたくさんいるのか…とうんざりした次第です。

 昔のテレビはこんなにCMみたいな番組が多かったですか?

よくよく思い出して欲しいのですが、HDDやDVD録画でテレビを録画するようになったぐらいの時期からテレビは大きく変わったと思うのです。

 

宣伝っぽい番組が増え、CMは保険や消費者金融などうさんくさいものばかりになった。なぜかというと、「CM」カットがボタン1つでできるようになったからです。

 

ビデオデッキの時からCMを飛ばしてみられるようにすることができたけど、大多数はそのまま流しているか、早送りで映像ぐらい見ていたからまだCMを流す価値はあった。

それにインターネットもまだまだ台頭してなかったせいもあって、90年代〜00年代半ばまでは今ほどCMだらけの番組や、お金に汚そうな業者のCMばかりでもなかったし、そもそもCM自体にお金をかけて工夫するからCMにも面白いものがいくつかあった。

 

だけど、CMを見ないという選択肢が広く普及してから、テレビ自体がCM臭くなり、番組もまたCM臭くなった。*1

 

例えば、お昼の番組、例えば深夜番組、例えば芸人がたくさん出ているバラエティなどでは番組とはあまり関係がないCMっぽい商品紹介や、番組自体がどこかの飲食チェーンに行ったり、メーカーに何かを作ってもらう、工場訪問や製造工程をクイズにしたり、ほこ×たてのように企業に活躍の場を設けたりしてPRしてもらう機会が増えたのではなかろうか?

 

お金がある頃のテレビみたいに(今で言うお正月番組のように)面白そうな企画やバカ騒ぎ自体がテレビになっていた頃と違って、何とかして企業やお店や特産物をあの手この手で体験したり、紹介する番組を盛り込もうとする機会が増えた気がする…。

また、CM要素・情報番組要素を盛り込みにくいジャンルの番組(例えば音楽だったり、例えばもっと低俗さや派手さを売りにしたバラエティ)はことごとく放送されなくなったのではなかったか?

 

CMの方はもっと酷いのではないか?

 

いかにもうさんくさい業界か、すぐに潰れそうな会社が無理やりCMでクリーンなイメージや一時的な知名度を上げて荒稼ぎする…というケースが増えた時期があったが、最近はどうなんだろう…?

 

昔はもっと食品メーカーのCMが多かったり、音楽の新曲情報が有名芸能事務所からCMで出てたりしたものだけど…最近はそれらよりも金融や車や保険やSIMカード・固定回線のCMが全面的に前に出てきて、しかも昔ほど面白くもないというパターンが増えたのではなかろうか?(もっと酷いと埋まらなくて自社の番組宣伝…なんてことも)

 

まとめていくと、CMがCMとして見られなくなったら、CMはCMであることから形を変えるのです。CMがコンテンツの中に入りCM要素のないコンテンツはドンドン排除されていきます。

また、それまでのCM枠は安くなったり、審査する方も健全さよりも枠を埋めることが優先されるとCMはより汚く、不健全なものが増えていく。

 

察しのいい人はもうお気づきでしょう!

そうです、ネットでも同じような方向へ行きますし、もう進んでます!

 

PR記事を出すメディアが増え、

PR記事がより前に出るように、ソーシャルブックマークやニュース配信アプリ及びポータルサイトなどにはPR記事を出すメディアのための枠や公式ブログ、公式アカウントなどが設置される。

 

…というよりも、もうこのブログサービスを運用してる「はてなブックマーク」や「はてなブログ」なんか明らかに昔に比べて「CMみたいな記事」「CMみたいなブログ」が前に出てくることが増えましたよね…。

 

でも、CMについてのコンテンツもよりケバい(お金に生臭い)ものが増えたり、表現の問題からCMにしにくいものが増えたように感じます。

 

が、これは感覚ではなく、実際に増えていくのが明らかになったのも、件のiOSにできたアプリの内容から見て取れます。

 

iOS9の広告ブロック機能、Crystalと言うアドオンアプリをインストールしてお試し。GoogleAdは全部消えてる…nend、I-mobile、amoadなどブロックされないのも多い。精度はアプリ次第ということか。

 

広告配信サービスであるGoogle Adwords / Google Adsenseというのは、下世話な広告には厳しい方の業者さんでして、Googleさんの広告は、ぶっちゃけホワイトな広告しか配信されてないんですよ。

それに対してドメスティックなエロマンガバナーとか配信している国内広告枠は止まらないようで、なんのための広告ブロックなんですかね。

(まぁ広告をチクる機能はあるようですが)

アップル社iOS9の広告ブロック機能で大混乱しているようです(えふしん) -

テレビなんかもそうだが、広告を出す方もクレームは怖いからまともな業者であればあるほどクリーンな広告を出す・扱うようにしてたわけだが…大きくてクリーンである業者から圧力をかけても、小さい業者・それまではクレームになるような事をしてたから大きくなれなかった節操ない業者が大きくなるだけなんですよね…。

 

そうやって生臭いCMが増えてますます住み心地が悪くなる気はするけど…さぁ、どうなんだろう?

 

ちなみに、広告をブロックするアプリは有料だそうです。たった、120円だそうです。

「iOS 9」のコンテンツブロッカー機能に対応し広告をブロック出来るアプリ「Crystal」、リリース後12時間で10万ダウンロードを突破 

Appleだけが儲けて、得して、「神の鉄槌」なんて息巻いてた消費者でさえCMみたいなコンテンツを見る機会が増えるか、自分の求めてる商売気のない面白いコンテンツが探しにくくなることで不幸になる。

 

びっくりするほどユートピアですねぇ〜♪

 

あれだけ「ざまーみろ」と言ってた消費者はCMっぽいコンテンツを見る機会が増えるようだけど、それまで広告を出してた業者やブロガーはむしろチャンスなんじゃないかな?

 

PR記事を抵抗なく出せるようになったし、それまで儲けに縁がなかったブロガーも面白おかしくPRを書ける(それまでだとPRっぽいPRしか書かせてくれなかったけど、もっと自由になる)ようになるからいい時代になるんじゃないか?

 

…そういう時代に乗り遅れないためにも、僕は「僕のブログでもPR記事書きますよ。話題になるのももちろん、ゲームや飲食店については僕が実際に紹介したお店やサービスを利用した人も多いので、一定の効果はありますよ。」と今からPRしておくとしましょう。

 

お問い合わせフォームと、僕のサイトの実績はこちらからどうぞ。

 

生臭いとかなんとか言われようとも生きていくにはお金が必要なんです。

みんなに知られたい・評判になりたいという欲望が人々にはあるのです。

それらがある限り、CMはブロックされたり、飛ばされても手を変え品を変えてコンテンツと一緒に、コンテンツがあるところに入り込んでくるのです!

 

排除するツールが神の鉄槌?

いやいや、ただただ因果応報で自分が「タダで楽しませろ」とネットにないものねだりをした結果、自分の周りのネットがドンドンCM臭くなってコンテンツが画一化していくだけなのです…。

 

 マツコの知らない世界 -極めすぎた男たち 篇- [DVD]

 ネットのPRってまだまだ硬すぎると思うんです…。もっと面白いPRをするヨッピーさん的な、メタに構えながらバカにしつつもキッチリPRをやるマツコ・デラックス的な人が人を認める文化ができてもいいなぁ…と内心思ってます。

 

 

*1:というのが、僕の雑感だけど、こういうものの歴史や知識を詳しく調べてくれる人がいたら、もっと細かく掘り下げて欲しいところ。あざなえるなわのごとしさん辺りがやってくれないかしら…?