nanapiのけんすうさんがフェイスブックにこんな投稿をしていました。
合理的な優しさ
完全に例え話です。
たとえば、友達に1万円を貸して、返ってこなかったとします。その時に「あいつは返さなくてひどいやつだ!」って思うのは結構、酷だと思うんですよね。
というのも、返すつもりがないのか、それとも親が病気でどうしても必要なのか、忘れているだけなのか、いろいろな事情があるかもしれないのに、一方的に決め付けて怒るのはよくないと思うんです。
そもそも、人間は、お互いのことを100%理解することはできないわけです。どんなに仲がいい夫婦でも、せいぜい10%くらいだと言われています。
となると、ほとんどわかっていない前提でやりとりをするのがよいと思っていて、相手のことをわかっているだろう or わかってくれるだろう、でやるのは、人間関係に対して怠慢すぎるのかなと。
先ほどの例だと、その人は、あらゆるものは貸したら返してくれるけど、現金だけはなかなか返してくれない人かもしれない。そして、その理由は、別に陥れようとか自分が得したい、とかではないかもしれない(現金は友達を騙してでも寄付をするというポリシーなのかもしれない)。
じゃあ、そういう事態になったらどうするかというと、「僕は1万円を返してもらわなかったら嫌だから、これからは君には貸さないようにするね」となるわけです。貸すときは返ってくるかわからないわけで、最初のはしょうがない。でも、一度貸してみて、返ってこなかったら、今後も返さない可能性が高いので、貸さないほうがお互いストレスを貯めずにいいかなって思うのです。
返さなかったことに対しては、まあ責任は、五分五分だと思うんですよね。次を防げればいいので、さほど問題じゃない。
ただ、それをすると「俺がお金を返さないやつだと思っているのか!」と怒られることがあるのですね。冷たい人だと思われてしまうこともあるのです。
「人と人は分かり合えないから、何を考えているかわからないけど尊重しよう」という感じなのですが、そうは思わない人もいたりして、興味深いなあ、と思うこの頃です。
これ、ぼくも大変同意です。同意だけだと面白くないので、少し観点をずらして語ってみましょう。
ぼくの場合は、何より「怒るエネルギーがもったいない」んですよ。無駄じゃないですか、そのエネルギー。ましてやこの場合、「たかがカネ」の話ですからねぇ。
カネではない何かが奪われたとしても、同様に、怒ったり、悔やんだり、恨んだりするエネルギーは「もったいない」と思ってしまいます。必要な儀式としてなら受け入れますが、それは乗り越えるべき感情です。
結局は、どこかで「諦める」ことが求められるんです。諦めは早い方がいい。「さっさと諦めること」はドライなようですが、実は合理的で、一番救われる方法です。
泣くことは意味がない
思い出すのは、お釈迦様の話。大切な人が亡くなったとき、お釈迦様は「さっさと諦めろ」と言ってい(るとぼくは思い)ます。
泣いたからといって、死者のためにはなりません。まったく供養にならないし、ただ無駄なだけだ、とお釈迦様はおっしゃっています。
死んだ人の供養になるのだったら、泣くことにも意味があるでしょう。「どれくらい泣いたかによって、あの世での幸福が決まる」という迷信でもあるのなら、泣いている人に文句は言いません。
人間だから、誰か大切な人が死んだら急激なショックを受けます。人は予期していない時に死んでしまいますから、パッといきなり、悲しみが湧いてくるのです。けれどもそれを、タンポポの綿毛のように逃がしてあげる。心の中には置いておかないのです。
私の国のお母さんたちも、自分の子どもが死んでしまったら、その日はやっぱりかなり泣きます。きついことはやはりきついのです。そこで私たち僧侶が葬式に行って「いい加減にしなさい。これから葬式ですよ」というと、すぐに泣き止みます。彼女たちも泣くことに意味がないことは知っているのです。
怒りや悲しみ、憎しみの感情を否定するのではなく、一旦受け入れて、「タンポポの綿毛のように逃がして上げる」。これはもっとも理想的な感情との向き合い方だと思います。
悪感情を排出するロジックを持つということ
自分にダメージを与えるような感情は、さっさと体内から排出するべきです。そのためには、いろいろな「ロジック」が必要です。
けんすうさんの語る「一方的に決め付けて怒るのはよくない」も、一つの論理回路です。怒りの感情が生まれたときに、その回路を通すと、悪感情はいくぶん収まるわけです。
ぼくの場合は「悪感情はエネルギーの無駄」というロジックを体内に埋め込んでいます。これ便利なのでおすすめしますよ。
日本だとそこまで一般的ではないかもしれませんが、宗教的な論理回路を持つのも面白いと思います。「イエス・キリストが隣人を愛せよと言っていたから、私は怒らない」とか。
毒を排出する薬は、さまざまなものがあります。自分にあったものを選びましょう。毒されることなく、健康的に生きましょう。
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