ピア・ツー・ピア(P2P)レンディングとは、ウェブサイトを通じて、「お金を貸したい!」と思っている個人と、「お金を借りたい」と思っている個人を結びつける融資手法です。
ピア(peer)とは、「同等の者」という意味です。
P2Pレンディングと混同されやすい概念に、クラウドファンディングあります。でもこの二つは似て非なるものです。なぜならクラウドファンディングは融資でないことも多いし、お金の出し手が、金銭的な見返りを求めないケースが殆どだからです。
これと対照的にP2Pレンディングでお金を貸す人は、あくまでも利潤を追求しています。
P2Pレンディングの大手企業にレンディングクラブ(ティッカーシンボル:LC)があります。同社は普通の銀行と違って実店舗が無いので、それを維持する固定費がかかりません。また融資の実行に際しては、ユーザーがウェブに入力する情報をもとにリクエストを処理するため、極めて自動化されており、従来の融資審査などのペーパーワークが発生しません。
これが貸し手には銀行預金より有利な利回りを約束すると同時に、借り手には借金の金利コストの低減を実現することができるのです。
レンディングクラブは、このようなこのようなお金の出し手とお金の借り手をマッチングし、証券化に必要な全ての条件をセットにしたうえで商業銀行に持ち込みます。資金の出し手は証券化された商品への投資家という扱いになる関係で、リザーブ・リクワイヤメント(準備預金)やFDIC(連邦預金保険公社)の保険の掛け金を要求されることはありません。
また証券化するのでレンディングクラブは金利変動リスクや信用リスクを負いません。
新規株式公開後のレンディングクラブの決算は、これまでに2回ありましたけど、いずれもポジティブ・サプライズでした。
しかし投資家はレンディングクラブに対して不安を抱いています。その理由はレンディングクラブによる融資の実態は、消費者のクレジットカード債務の借り換えが殆どだという点です。これは、それ自体には全く問題は無いと僕は考えます。
なぜならクレジットカードを経由して消費者にお金を貸す業務は、マイホームを買いたい個人に対して住宅ローンを貸し付けるのと同様、商業銀行の中核業務であり、それ自体は何の変哲もないフツーのビジネスだからです。
見方によっては、レンディングクラブがやっていることは、ウェルズファーゴやJPモルガンなどのクレジットカードのイシュアーの客を横取りすることに他ならないのです。こんにちアメリカの金融界で最も尊敬されているバンカーといえばJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOということになると思いますが、彼はレンディングクラブに代表されるP2Pレンディングをマトモなビジネスだと思っているだけでなく、将来の手強いライバルだと警戒しています。
ジェイミーにとって怖い相手なら、我々が投資先を考える際、一考に値する投資対象だと僕は思うのです。
それではなぜ投資家がレンディングクラブを敬遠しているか? といえば、それは連邦準備制度理事会(FRB)による利上げです。
つまり若し今後金利がどんどん上昇してゆくのなら、そのようなマクロ経済の環境下でP2Pレンディングがこれまでと同じように顧客の拡大を続けて行けるかどうかは、P2Pレンディングというサービスが誕生してから日が浅いので、未知数だということです。
政策金利が「これでもか、これでもか」という感じで相次いで利上げされると、P2Pレンディングにまつわる不確実性はどんどん肥大化するでしょう。
しかし……
ひょっとすると、こんにちのようなゼロ金利が、ずっと長く続くシナリオも無いとは言えません。もしそのシナリオが現実になるのであれば、P2Pレンディングはもっと評価されていいのです。
ここ数日の間、レンディングクラブの株価が蠢動している理由は、(イエレン議長は、ひょっとすると利上げをパスするんじゃないか?)という観測が市場に台頭してきたことによります。
もちろん、今日に控えたFOMCで利上げが発表されるか、されないかは未だわからないわけですが、利上げなしのシナリオで明らかに恩恵をこうむるのがP2Pレンディングだということは知っておいて損は無いと思います。

ピア(peer)とは、「同等の者」という意味です。
P2Pレンディングと混同されやすい概念に、クラウドファンディングあります。でもこの二つは似て非なるものです。なぜならクラウドファンディングは融資でないことも多いし、お金の出し手が、金銭的な見返りを求めないケースが殆どだからです。
これと対照的にP2Pレンディングでお金を貸す人は、あくまでも利潤を追求しています。
P2Pレンディングの大手企業にレンディングクラブ(ティッカーシンボル:LC)があります。同社は普通の銀行と違って実店舗が無いので、それを維持する固定費がかかりません。また融資の実行に際しては、ユーザーがウェブに入力する情報をもとにリクエストを処理するため、極めて自動化されており、従来の融資審査などのペーパーワークが発生しません。
これが貸し手には銀行預金より有利な利回りを約束すると同時に、借り手には借金の金利コストの低減を実現することができるのです。
レンディングクラブは、このようなこのようなお金の出し手とお金の借り手をマッチングし、証券化に必要な全ての条件をセットにしたうえで商業銀行に持ち込みます。資金の出し手は証券化された商品への投資家という扱いになる関係で、リザーブ・リクワイヤメント(準備預金)やFDIC(連邦預金保険公社)の保険の掛け金を要求されることはありません。
また証券化するのでレンディングクラブは金利変動リスクや信用リスクを負いません。
新規株式公開後のレンディングクラブの決算は、これまでに2回ありましたけど、いずれもポジティブ・サプライズでした。
しかし投資家はレンディングクラブに対して不安を抱いています。その理由はレンディングクラブによる融資の実態は、消費者のクレジットカード債務の借り換えが殆どだという点です。これは、それ自体には全く問題は無いと僕は考えます。
なぜならクレジットカードを経由して消費者にお金を貸す業務は、マイホームを買いたい個人に対して住宅ローンを貸し付けるのと同様、商業銀行の中核業務であり、それ自体は何の変哲もないフツーのビジネスだからです。
見方によっては、レンディングクラブがやっていることは、ウェルズファーゴやJPモルガンなどのクレジットカードのイシュアーの客を横取りすることに他ならないのです。こんにちアメリカの金融界で最も尊敬されているバンカーといえばJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOということになると思いますが、彼はレンディングクラブに代表されるP2Pレンディングをマトモなビジネスだと思っているだけでなく、将来の手強いライバルだと警戒しています。
ジェイミーにとって怖い相手なら、我々が投資先を考える際、一考に値する投資対象だと僕は思うのです。
それではなぜ投資家がレンディングクラブを敬遠しているか? といえば、それは連邦準備制度理事会(FRB)による利上げです。
つまり若し今後金利がどんどん上昇してゆくのなら、そのようなマクロ経済の環境下でP2Pレンディングがこれまでと同じように顧客の拡大を続けて行けるかどうかは、P2Pレンディングというサービスが誕生してから日が浅いので、未知数だということです。
政策金利が「これでもか、これでもか」という感じで相次いで利上げされると、P2Pレンディングにまつわる不確実性はどんどん肥大化するでしょう。
しかし……
ひょっとすると、こんにちのようなゼロ金利が、ずっと長く続くシナリオも無いとは言えません。もしそのシナリオが現実になるのであれば、P2Pレンディングはもっと評価されていいのです。
ここ数日の間、レンディングクラブの株価が蠢動している理由は、(イエレン議長は、ひょっとすると利上げをパスするんじゃないか?)という観測が市場に台頭してきたことによります。
もちろん、今日に控えたFOMCで利上げが発表されるか、されないかは未だわからないわけですが、利上げなしのシナリオで明らかに恩恵をこうむるのがP2Pレンディングだということは知っておいて損は無いと思います。