釜山国際映画祭 スタジオジブリにアジア映画人賞

【ソウル聯合ニュース】釜山国際映画祭(10月1~10日)の組織委員会は17日、今年のアジア映画人賞の受賞者に日本のアニメ制作会社、スタジオジブリを選んだと発表した。

 2003年に始まった同賞はアジアの映画産業や文化の発展に寄与した映画人や団体に贈られる。

 1985年にスタジオジブリを設立した宮崎駿監督は「千と千尋の神隠し」で02年にベルリン国際映画祭の最高賞「金熊賞」、03年に米アカデミー賞の長編アニメ賞を受賞した。また、宮崎監督と共にジブリ設立し、「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」などを手掛けた高畑勲監督は、「かぐや姫の物語」が今年のアカデミー賞で長編アニメ賞候補にノミネートされた。

 釜山国際映画祭の組織委は授賞理由について、作品ごとに高い完成度を誇るスタジオジブリがアニメ発展の模範を示したほか、環境保護や平和、子どもの未来のために多様な活動を展開し、世界のアニメの歴史に大きな足跡を残したと説明した。

 映画祭期間中には「となりのトトロ」「おもひでぽろぽろ」が上映される。また、開幕前の今月21~27日には同映画祭専用館「映画の殿堂」小劇場でスタジオジブリの代表作18本が上映される。

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