2015年9月18日05時08分
「やばい」は「とてもすばらしい」――。10代の9割が「やばい」をすばらしい、良い、おいしい、かっこいいといった良い意味で使い、10年前より肯定的な使い方が広がったことが、文化庁の国語に関する世論調査で明らかになった。
調査は今年1月から2月にかけ、全国の16歳以上の男女3493人を対象に行われ、1942人が答えた。
2004年度の調査では、肯定的に使ったことがある人の割合がない人を上回ったのは、20代以下だけだったが、今回は30代以下に拡大、使う人が9ポイント増えた。「本来は盗っ人仲間が隠語として使っていた言葉。肯定的に使うことで、より印象づける表現として広がっているのではないか」と同庁の担当者はみる。一方、70歳以上は5%しか肯定的に使っていなかった。
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朝日新聞社会部
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