2015年9月15日22時18分
東京都内のJR東日本敷地内で相次いだ不審火に絡み、警視庁は15日、品川区の変電所脇であった8月23日の火災に関わったとして、東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目、自称・ミュージシャンの野田伊佐也容疑者(42)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。「やったことはやったが、業務妨害だとは思っていない」と話し、容疑を否認しているという。
捜査1課によると、野田容疑者は8月23日午後7時半ごろ、品川区広町1丁目にあるJR東日本の変電所付近に火のついたものを投げ入れ、同社の業務を妨害した疑いがある。
不審火があった時間帯に、現場では火がついたものを投げ入れる自転車の男が目撃されているほか、数時間前に似た男が現場付近を通っていた姿が防犯カメラに映っていた。
JR東日本の敷地内ではこのほかに8月中旬以降、6件の不審火が確認されており、放火などの疑いが持たれている。このうち、同月27日に渋谷区でケーブルカバーが焼けた現場付近の防犯カメラに自転車に乗る似た男の姿が映っていた。このほかに、9月5日までに北区や目黒区、中野区、国分寺市などで不審火が確認されており、警視庁が関連を調べる。
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朝日新聞社会部
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