トップページ政治ニュース一覧時間外労働の短縮「企業にも意義」
ニュース詳細

時間外労働の短縮「企業にも意義」
9月15日 9時52分

時間外労働の短縮「企業にも意義」
k10010234981_201509151010_201509151015.mp4
厚生労働省は、ことしの「労働経済白書」をまとめ、従業員の時間外労働を短縮させた企業は、同業他社より労働生産性は高いと認識していると指摘し、労働者だけでなく企業にとっても意義があると推奨しています。
ことしの「労働経済白書」は、15日の閣議で報告され、労働時間や労働生産性などを中心に分析を行っています。それによりますと、従業員の時間外労働が発生する理由を、企業に複数回答で聞いたところ、業務の忙しい時とそうでない時の差が激しいからが67.5%と最も多く、次いで人員が不足しているからが53%、時間外でないとできない仕事があるからが49%などとなりました。
また時間外労働を短縮させた企業を対象に、どのように取り組んだか複数回答で尋ねたところ、実態の把握が69.2%、長時間労働者やその上司に対する注意喚起や助言が66.1%、仕事の内容・分担の見直しが55.2%などとなっています。そのうえで、時間外労働を短縮させた企業の30.2%が「同業他社より労働生産性は高い、またはどちらかといえば高い」と答えたのに対し、短縮を実現していない、またはよく分からないとする企業は21.6%にとどまっていて、白書は、時間外労働の短縮は、労働者だけでなく、企業にとっても意義があると推奨しています。

関連ニュース

k10010234981000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ