片山健志
2015年9月15日09時15分
生徒1人あたりの学校のパソコンの台数を増やした国ほど、成績が下落――。経済協力開発機構(OECD)は、15日付でこんな調査結果を発表した。文部科学省や自治体が学校のICT(情報通信技術)化を進めているだけに、注目を集めそうだ。
2012年に15歳を対象に実施した学習到達度調査(PISA)の「数学的リテラシー」の成績が、03年からどう変化したかを国別に調べ、生徒1人あたりのパソコンの台数との関係をみた。その結果、オーストラリアやニュージーランドなど1人あたりの台数が多い国では成績が下がり、トルコやメキシコなどまだ少ない国では成績が向上するという関係がみられた。
日本の1人あたりのパソコン台数は、各国の中では中くらいで、成績はわずかに伸びていた。
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