ニュース詳細
東芝 第1四半期の決算109億円の赤字に9月14日 21時42分
k10010234031_201509142246_201509142251.mp4
不正な会計処理の影響で、2度も決算発表を延期した東芝は、ことし4月から6月までの第1四半期の決算を通常より1か月遅れで14日発表しました。本業のもうけを示す営業損益は、パソコン事業などが不振だったことから109億円の赤字に転落しました。
東芝は、ことし3月期の1年間の決算について、不正な会計処理の影響で、2度も発表を延期する異例の事態に陥りました。この影響でことし4月から6月までの今年度第1四半期のグループ全体の決算についても、通常より1か月遅れ、14日発表しました。
それによりますと、売り上げは、1兆3498億円と前の年の同じ時期より4.5%減少したほか、1年前は黒字だった、本業のもうけを示す営業損益は、109億円の赤字に転落しました。これは、パソコン事業で、海外のメーカーとの価格競争などで、アメリカやヨーロッパでの売り上げが減ったことなどによるものです。また、今回の決算について東芝は、問題のある会計処理は見つからなかったとしています。
東芝の室町正志会長兼社長は、記者会見で、「採算が取れない白物家電については、中国やインドネシアの製造拠点の集約が必要だと考えている。また国内についても撤退の判断の可能性もある。構造改革は、そう時間をかける訳にはいかない」と述べ、生産体制の見直しを急ぐ考えを強調しました。
それによりますと、売り上げは、1兆3498億円と前の年の同じ時期より4.5%減少したほか、1年前は黒字だった、本業のもうけを示す営業損益は、109億円の赤字に転落しました。これは、パソコン事業で、海外のメーカーとの価格競争などで、アメリカやヨーロッパでの売り上げが減ったことなどによるものです。また、今回の決算について東芝は、問題のある会計処理は見つからなかったとしています。
東芝の室町正志会長兼社長は、記者会見で、「採算が取れない白物家電については、中国やインドネシアの製造拠点の集約が必要だと考えている。また国内についても撤退の判断の可能性もある。構造改革は、そう時間をかける訳にはいかない」と述べ、生産体制の見直しを急ぐ考えを強調しました。