ウィリアムのいたずらの開発日記

ウィリアムのいたずらが、コンピューター関係について、思ったことを好き勝手に書いているブログです。

開発の初めから順番に書いていってみる その14:立ち上げ(8)開発の手順。

2007-03-26 14:02:44 | 開発ネタ

シリーズ「開発の初めから順番に書いていってみる」の続きです。
前回、立ち上げの成果物にあたる「プロジェクト計画書」について書きました。今回は、その中身と、開発の手順の関係について書いて、次の要求分析につなげたいと思います。




■プロジェクト計画書の中身
 前回書いたとおり、プロジェクト計画書の中身は、以下のような感じです

1.プロジェクトの概要
  1−1.目的・目標
  1−2.プロジェクトの範囲
  1−3.周辺システムとの関連
  1−4.前提条件
  1−5.成果物

2.参照・定義等

3.プロジェクトの概要

4.予算

5.スケジュール

6.体制

7.補足資料など

 このうち、1や2に関しては、プロジェクトの内容によって変わります。
 3のプロジェクトの概要、つまりWBSを書くところですが、これは、プロジェクトによって、作るものはかわりますが、作る手順については、開発標準に従うことになります(なので、あんまり変わらないです)。

 で、作るものと、作る手順を掛け合わせると、アクティビティがでるわけで、このアクティビティの手順を考え、日程をきめて、予算を決めることになります。





■標準的な開発の手順−開発標準

 標準的な、開発手順をあらわす、開発標準というのが、大体企業ごとに決まっています。

 標準的な開発方法というのは、以下のフェーズに分かれます
   1.要求分析
   2.外部設計(基本設計)
   3.詳細設計(内部設計)
   4.プログラム
   5.テスト
      ・単体テスト
      ・結合テスト(IT1,IT2)
      ・総合テスト(システムテスト)
   6.(移行)、運用

 で、富士通の場合は、総合システム開発体系SDASの中に、ComponentAA開発標準というものがあり、そこでは、以下の手順で開発することを定めています。

  SA工程   要件定義
  UI工程   外部仕様
  SS工程   構造設計
  PS工程   詳細(内部)設計
  PG/PT工程 プログラミング・テスト
  IT工程   結合テスト
  ST工程   システムテスト
  OT工程   運用テスト

他の会社は公開されてないのでよくわかんないですけど、たぶんあるはずです。




■ということで、まずは要求分析から

 でも、どんな開発標準でも、まずは、要求分析からはじめると思います。
 ということで、このシリーズも、要求分析からはじめましょうということで、
 次回から、要求分析から見ていきたいと思います。



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