慶尚北道は9日、「サイバー独島(日本名:竹島)ホームページ」と「独島モバイルウェブホームページ」を急きょリニューアルした。
これは、日本政府が独島に関する資料を公開するポータルサイトを開設したのに対抗する措置だ。
新しいホームページは、教科書の歪曲(わいきょく)など、独島の領有権をめぐる日本の動きを非難する慶尚北道知事のコメントを掲載するコーナーを新設し、独島の歴史を研究するための資料も充実させた。
著作権の問題のため一般人が用意に利用できなかった独島の写真も新たに公開し、独島に関するイベントについての資料も掲載するなど、文化・芸術の島としての独島を愛する運動への国民の関心や直接的な参加を呼び掛けた。
また、韓国語版ホームページに比べ内容が不十分だった外国語版ホームページを大幅に保管し、韓国や独島の歴史についての資料に容易にアクセスできるようにした。韓国語版ホームページと同じように、独島に関する史料や写真、PR動画なども大幅にアップデートした。
さらに、独島についてのリーフレットや漫画、「独島を正しく知る」というテーマの小冊子も、誰でも容易かつ言語別にダウンロードできるようにした。
このほか、メインページには東北アジア歴史財団独島研究所、独島博物館、外交部(省に相当)の独島ホームページ、海洋水産部の独島総合情報システムなど、独島に関係する機関のリンクバナーを掲載して、関係機関の情報に簡単にアクセスできるようにし、重要な資料のダウンロードもできるようにするとともに、ツイッターやフェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で内容を紹介する機能も付け加え、インターネットユーザーがこれまでよりも手軽にアクセスし、独島についての情報を素早く入手できるようにした。
慶尚北道のシン・スンシク独島政策担当官は「日本政府が最近開設した独島に関するポータルサイトの資料は、1900年から64年にかけ作成されたものであり、これは独島が日本の韓国侵略のいけにえになったことを、日本政府が自ら証明するものだ。独島に関する機関や団体だけでなく、企業や全国民が独島の領土主権に関する知識を身に付け、また外国人たちが大韓民国や独島についてより簡単に知ることができるよう、今後もサイバー独島ホームページの機能をより強化していく方針だ」と話した。