International
|
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 10日 ロイター] - 米ロケット打ち上げ大手ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)と米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルー・オリジンは10日、ロケット用エンジンの合弁事業を拡大することを明らかにした。
関係筋によると、ULAは現在、米航空・防衛企業のエアロジェット・ロケットダインによる20億ドルの買収提案を検討している。ULAは米防衛大手ロッキード・マーチン(LMT.N)と米航空・宇宙大手ボーイング(BA.N)の合弁企業。
ULAとブルー・オリジンは昨年、ULAの主力商品「アトラス5」ロケットに使用されているロシア製エンジンの代替として、液化天然ガスを燃料とするロケットエンジンを共同開発すると発表している。
ロシアのウクライナ危機関与に対応した米議会の制裁措置によって、ULAは同社事業の大部分を占める米軍向けロケット発射事業で、ロシア製エンジンを輸入できなくなっている。
ソーシャルトレンド