LuLu さん

アニマルコミュニケーター

正面からまっすぐはNG!初対面の犬との正しい挨拶方法(1ページ目)

初めての人に会うとき、ワンちゃんは人間が思う以上に緊張したり不安を感じたりしています。ワンちゃんに余計なストレスを与えず挨拶するためには、ワンちゃん目線で知っておきたいいくつかのポイントがあります。

人と犬

飼い主さんの許可を得ること

ちょっと目には大人しそうだったり、フレンドリーに見えたり、あるいは堂々として動じないように見えても、それは傍に信頼する飼い主さんがいるから。そこに初対面の人が近づいてくれば、犬は少なからず緊張します。落ち着いて見える子でも、見知らぬ人に対してトラウマがあるかもしれず、あるいはあなたが持っているモノや着ている服などが犬に違和感を抱かせ、警戒心を高めるかもしれません。

まずは飼い主さんに「ワンちゃんにご挨拶してもいいですか?」など、ひとこと断りましょう。

近づく時は落ち着いてカーブを描きながら

初対面の犬に近づくときは、正面からまっすぐ、はNG。

時々、小さなお子さんが「ワンちゃんだー!」と走ってきて、正面にポンッと勢いをつけて座ることがありますが、これは犬をおびえさせてしまいます。

飼い主さんの許可を得たら、ややカーブを描きながら近づきましょう。犬の近くに行っても正面にしゃがみ込まず、やはり犬に対して体を外側に開いて斜めにして座ること。これは、犬どうしの挨拶にならっています。犬も、相手の犬に近づくときはカーブを描いて近づきます。

要は犬に威圧感を与えず、犬の退路を塞がないよう、物理的にも精神的にも自由に動けるスペースを与えてあげることです。

まずは人どうしのコミュニケーションで犬に判断する余地を与えて

子供と犬

人の意識が思いっきり自分に集中することも、犬によってはストレスになります。犬に挨拶する時は、必ずしも犬目線でしゃがまなければいけないというものでもありません。

飼い主さんとご挨拶したり、何気なく言葉を交わすなど、まずは人どうしのコミュニケーションを。その間、犬が、こっそりあなたのにおいをかいだり、「この人は安心できそうだ」と確認するための余裕を与えてあげることも大切です。

犬は自分の飼い主と他の人との関係性をとてもよく見ています。飼い主さんがリラックスして接している相手であれば、リラックスできる犬は多いものです。

テンションを落として落ち着いて接する

かわいいワンちゃんや、顔見知りの人のワンちゃんに初めて会ったような時、つい「きゃー!かわいいっ!!」と声を上げてしまいがちですが、ハイテンションは犬にとってストレスになることがあります。

中には「かわいいっ!」の言葉がポジティブに条件付けされていて、しっぽフリフリのフレンドリーな反応を見せる犬もいますが、そういう犬ばかりとは限りません。

犬は周囲の人間の息づかいやテンションにとても敏感な生き物です。人の興奮した口調や急な動きは、犬をびくつかせたり、興奮させてしまうこともあります。

意識的にテンションを下げ、犬に伝わるようゆっくり落ち着いた声と態度で接しましょう。

ピョンピョン飛びついて来る犬にも落ち着いて

とにかく人が大好きで、近くに来た人には誰彼かまわずピョンピョン飛びつく犬もいます。つい嬉しくなって、こちらもテンション・アップしてしまいがちですが、それにつられて、犬自身もさらに興奮してしまいがち。その興奮をなだめるように、あくまで落ち着いて接すること。飛びつきは犬の足腰にも負担をかけるので、スッと体を離し、犬が四つ足をついていられるようにすることも大切です。

正面からまっすぐはNG!初対面の犬との正しい挨拶方法( 1/2 )

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