[PR]

 東京・秋葉原で、マジックミラー越しに制服や水着姿の女性を見せるJK(女子高生)ビジネスの「見学店」を無許可で営業したとして、警視庁は、興行場法違反容疑で店の経営者を逮捕し、9日発表した。興行場法は、映画館や演劇場などの「興行場」の営業に許可が必要と定めており、こうした見学店に適用して摘発するのは全国初。

 逮捕されたのは、千代田区・秋葉原のビルで「アイドル学園すた☆ぷろ」を経営していた会社役員、高橋久容疑者(52)=東京都千代田区外神田2丁目。保安課によると、高橋容疑者は7月15日、千代田区の許可を得ずに、スクール水着姿の22~23歳の女性従業員7人を男性客3人に見せて店を営業した疑いがある。店では男性客らが料金を払い、マジックミラー越しの室内にいる制服姿の女性にひわいなポーズをさせて下着を見ていた。

 警視庁は、この店の形態が興行場法で許可が必要な「観(み)せ物」にあたると判断。営業の許可を得るよう千代田区が指導や警告をしたが、無許可で営業を続けたという。高橋容疑者は「1回の指導なら取り締まられないと思った」と話し、容疑を認めているという。