平林大輔
2015年9月4日19時26分
この夏、電力需要が最も多かった日の日差しが強まる時間帯に、太陽光発電が電気の約1割を担ったことが、沖縄を除く電力各社への取材でわかった。太陽光の年間発電量は全電源の2%程度だが、晴れて暑くなる分、日照条件も良い夏のピーク時は、頼りになる電源になりつつある。
データがまとまらなかった沖縄を除く大手電力9社に、7~8月の電力需要のピーク日と、その日の太陽光の最大出力(1時間の平均)と時間帯をきいた。ピークは9社とも晴れた日が続いた8月上旬で、太陽光の最大出力は午前11時台から午後1時台だった。
最大出力は合計で約1500万キロワット。原発だと十数基分に相当する。同じ時間帯の電力需要は合計で約1億5千万キロワットと想定され、約1割を太陽光が担った計算になる。
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