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 気象庁は15日、火山性地震が増加している桜島(鹿児島県)について、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げると発表した。桜島の昭和火口と南岳山頂火口から3キロ以内にある鹿児島市有村町と古里町では、大きな噴石の飛散や火砕流が発生する恐れがあるとして、避難の準備をするよう呼びかけている。2007年に噴火警戒レベルの運用が始まって以来、桜島でレベル4になるのは初めて。

 桜島では同日午前7時~9時、南岳直下付近を震源とする振幅の小さな火山性地震が計30回発生。山の膨張を示す傾斜計の値から、同日午前も急激な地殻変動が続いていることが観測されている。気象庁は、規模が大きい噴火が発生する可能性が非常に高くなっているとして、警戒を呼びかけている。

 桜島では12年7月と13年8月に多量の火山灰を噴出する噴火が発生。同庁は、今回はこれら2回よりも多量の火山灰を噴出する噴火が起きる可能性もあるとしている。

■火山性地震「数えられないほど多い」

 鹿児島地方気象台によると、桜島を震源とする火山性地震は15日午前7時ごろから多発し始め、「数えられないほど多い」という。予想される噴火の規模は「今後の状況次第だが、現状では(死者・行方不明者58人を出した1914年の)大正噴火規模になるとは考えていない」と話している。

 鹿児島県は15日、噴火警戒レベル引き上げを受けて災害対策本部を設置した。昭和火口及び南岳山頂火口から3キロ以内にある鹿児島市有村町、同市古里町に、噴石と火砕流に警戒するように呼びかけている。

 桜島では、今年初めから活発な活動が続いていた。3~5月には毎月100回を超す爆発的噴火を観測。6月の回数は64回、7月は14回と落ち着きを見せたが、福岡管区気象台は地下のマグマ上昇による「山体膨張(さんたいぼうちょう)」とみられる現象が続いていることから、噴煙が上空5千メートルに達した2013年8月の噴火と同程度か、それ以上の規模の噴火が起きる可能性があるとして注意を呼びかけていた。