宇宙飛行士になりたかった~夢への挑戦から6年~
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8月14日(金)午後10時00分~午後10時50分
- 7月23日 油井亀美也宇宙飛行士が45歳で宇宙へ旅立った
- 油井さんは6年前、宇宙飛行士選抜試験で963人の中から選ばれた
- 夢を叶えた人、夢破れた人 その後の6年を見つめた
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番組スタッフから
「サッカー選手になりたかった」「プロのダンサーになりたかった」
制作現場では、こうした会話が自然と生まれました。子どもの頃の夢を叶えた人は、ほんの一握りだと思います。また、学校入試、部活動の試合、就職試験、仕事の商談など私たちは生きていく上で、大なり小なり“挑戦”をしていますが、努力したけれど報われなかった経験を持つ人も多いと思います。
この番組は、6年前の宇宙飛行士選抜試験に密着した制作スタッフが再び集まって作りました。当時ともに夢に挑んだ仲間たちはその後どんな日々を過ごしてきたのか?そして油井さんの打ち上げをどんな思いで見つめるのか?知りたいと思ったためです。
夢破れた人たちは、大きな喪失感を味わいました。「宇宙飛行士になる」という人生をかけた目標を失ったためです。何を支えにして生きればいいのか。人生を模索する日々が続いたといいます。でも6年たった今、みな“自分の道”を歩み始めていました。「努力して得た知識や経験は誰も奪えない」「自分のやりたかったことがはっきりわかるようになった」挑戦者たちが“自分の道”を見つけるまでの軌跡と語る言葉は、心に響きます。ナレーションを担当して下さった時任三郎さんは、「そのひたむきな姿に、熱いものがこみ上げてきた」と語っていました。
その一方で、宇宙飛行士の試験に受かっても決してゴールではありません。油井さんが宇宙飛行士に選ばれたのは、39歳の時。しかし、実際に宇宙に行けたのは45歳。6年の月日を要しました。試験に挑んだ仲間たちの思いを背負い、いつ宇宙に行けるのかわからない中で、油井さんは高度で過酷な訓練をひたすら積み重ねてきました。夢を叶えることの厳しさと責任感がその姿から伝わってきました。
「夢叶っても、夢破れても人生は続く」
すべての“挑戦者”に見てほしいです。
(番組プロデューサー)
番組内容
「夢は宇宙飛行士になること」その夢に己の人生をかけて挑んだ大人たちがいた。JAXAが行った宇宙飛行士選抜試験。963人の応募者の中から、2009年に油井亀美也さんを含む3人が選ばれた。試験から6年。夢が叶わなかった受験者たちは、パイロット、医師、教師などそれぞれの場で自らのMISSIONを模索してきた。7月下旬、国際宇宙ステーションに飛び立った油井さんの姿を、受験者たちはどんな思いで見つめたのか。
出演者ほか
【語り】時任三郎
チャンネル
- 初回放送:2015年8月14日(金)午後10時00分