【ソウル聯合ニュース】ロッテグループは16日、韓国ロッテ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏が前日開かれた日本のロッテホールディングス(HD)の定期取締役会で代表取締役に選任されたと発表した。
辛東彬氏は日本ロッテグループの持ち株会社であるロッテHD会長でグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の次男。長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏が日本事業を、東彬氏が韓国事業を担当していたが、東主氏が1月にロッテHDの副会長職から解任され、経営体制の変化に注目が集まっていた。
東彬氏がロッテHDの代表取締役に選任されたことにより、韓国と日本のロッテを総括経営することになる。
東彬氏は16日午後に開かれた主要系列会社社長団会議で、「取締役会の決定を謙虚かつ厳粛に受け止める」とした上で、「今後、韓国と日本のロッテの事業の全責任を負うという姿勢で最善を尽くし、リーダーとしての責任と義務を果たす」と強調した。
韓国財界では、東彬氏がロッテHDの代表取締役にも就くことになり、グループの後継者に確定したとみている。
ロッテ関係者は今回の取締役会の決定について、辛格浩氏の意向が反映された結果だとの見方を示した。