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この世の果てブログ

読む、観る、買う、行く、食う、寝る、試す、記す、愛でる、捨てる、生きる、氷点下の熱情、官能の極北。

「マキシマリスト」から「ミニマリスト」への、高城剛氏の華麗なる変身

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俺の中で「ミニマリスト」といえばハイパーメディアクリエイターの高城剛氏。以下、引用は書籍『LIFE PACKING』より。


今から5年ほど前、自分の持ち物の99%を処分しました。

自分の身の回りを見ても、履かないコレクタブルなスニーカー、必要のないフィギュアやガジェットが山積みになり、当時、神宮前にあった60畳を超える家の隅々まで埋め尽くしていたのです。

そこで僕は、「モノ」を辞め、資本主義世界最大の街である「東京」を辞め、もう一度、放浪者に戻ることが次の時代を見極める術になると考え、まず、自分の持ち物の90%を一気に処分したのです。その数は、段ボールにして1000箱以上に達しました。

ここから、さらに9%を処分し、削減率99%に達するには、さらに2年の月日を要しました。


最初から持たない、あるいは貧乏で持てないといった辛気臭いものではなく、膨大な「消費」「所有」を経た末にたどり着いたミニマルという境地。これくらい極端から極端に振り切っていると、発信されるべきライフスタイルとしても価値があるし、コクがある、ワクワクする。俺たちのような凡人のかわりに人生を銭をかけて人体実験をしてくれているようなもの。


はてな匿名ダイアリーに以下の様な記事があった。短いので全文引用させてもらう。

リンク 逆にマキシマリストって居ないの?

自分の持ち物を逐一捨てずに保存したり膨大な蔵書の目録作ったり、捨ててしまうような雑文書もスキャンスナップでしっかり名前を付けて保存したり、毎日日記をつけたり。

面倒な人間関係。職場でも家族でも色々わずらわしいものでも最後まで粘り強く交渉を続けてあきらめずに切らずに続けて積み重ねて因習も弊害も何もかも自分の裡にかかえこんで。

それでも生きて行く。つらくてもすべて捨てずあきらめず、生きて前に進む。あー、多分こっちの方が断然かっこいいね。


「ミニマリスト」の対概念としての「マキシマリスト」とは、という問いだが、もちろんこの答えも俺の中では「高城剛」。過剰から過剰へ。嫁が沢尻エリカというマキシム感から、揉めに揉めた末の離婚というミニマムへ。


『LIFE PACKING』、ミニマリズムの精華のような厳選された「モノ」のカタログ。

本書には、僕が苦労の末に厳選した『残り1%のモノ』たちが、写真と文章とともに掲載されていまし。それらは僕にとって「生活」そのものです。

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単行本

LIFE PACKING(ライフパッキング)【未来を生きるためのモノと知恵】

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Kindle版