韓国の大学生の間で「起業ブーム」が巻き起こっている。中小企業庁と創業振興院は28日、全国の大学415校(短大含む)を対象に調査した結果、大学生が昨年1年間に立ち上げた企業は637社で、2012年に比べ69%増加したと明らかにした。
このうち、起業サークルが中心となって活動しているのは405社で、全体の64%を占めている。情熱だけで闇雲に会社を興すのではなく、大学のサークルで体系的に学び、ノウハウを習得した上で起業に踏み切るケースが多いということだ。例えば、東国大の起業サークル「アーテックラボ」は13年にメンバー同士で同名の会社を立ち上げ、各種イベント・公演のPR映像制作を代行している。昨年の売上高は5500万ウォン(約600万円)で、先ごろアウディコリアの新車発表イベントの映像も手掛けた。
現在、全国の大学には計4070の起業サークルがある。サークル数は12年に比べ233%増加した。各大学で平均10の起業サークルが活動している計算になる。メンバー数も計3万8762人と、12年に比べ115%増となっている。
学生の起業を促す教育プログラムも増えている。今年、学部課程に創業学科を新設した大学は漢陽大など22校で、起業に関する講座もソウル大など301校で3534講座が実施されている。講座数は12年に比べ266%急増し、今年の受講生は延べ17万6118人と集計された。また、全国の大学の71%に達する293校が起業に関する施設や設備を備えている。
学生が興した会社は存続期間が短く、学業とビジネスを並行させるケースが多いため、まだ事業規模はそれほど大きくない。大学生が昨年立ち上げた637社の同年の売上高は平均1423万ウォン(約160万円)だった。業種別ではソフトウエアやモバイル関連などの知識サービス業が49.5%で最多を占めた。