photo by Brandon Christopher Warren
「結婚なんてしたらダメだよ・・・。人生の墓場だよ・・・。」
「やっぱ独身が最高だよなー。」
「もう嫁に何年間も触れてないや・・・。まぁ今更触れたくもないけど。」
私の職場で飲み会へ行くと、ちょくちょくこのような愚痴を聞きます。
こう言う人には2つのパターンがあって、1つは恥ずかしいから本当の事は言わないタイプ。なんだかんだ言って奥さんとデートした話とかも聞く。仲良いじゃねーか!ってツッコミ待ちのパターン。
もう1つは本当に暗い表情で、疲れた顔しておそらく本気で結婚を後悔しているタイプ。
結婚は相手があるものなので、良い相手に巡り合うかどうかとか、結婚して相手の性格がガラリと変わってしまったとかいうのもありますので自分の努力でなんともならないケースもあるのだとは思います。
で標題の件、私の職場で定年退職される方がいらっしゃって、送別会で話す機会がありました。
その方が私に言って下さった言葉なんですが忘れないうちに書いておきます。
「こかげ君って結婚して子供もいたよね?」
「はい」
「奥さんを幸せにすれば幸せにすれば自分も幸せになるし、奥さんを不幸にすれば足枷となるんだよ。」
「そうなんですか?」
「そうだよ。奥さんの顔はいつも子供が見てる。周りの人も見てる。奥さんが幸せじゃないと子供も幸せになれない。それは自分に返ってくるんだよ。」
「なるほど。」
「奥さんがいつも綺麗でニコニコと幸せそうにしていて、他の男性から誘われたり、外へ食事に行って御馳走になってくるくらいでいいんだよ。それで御馳走になって帰ってきたら良かったね。って言ってあげるくらい大きく構えたらいいんだよ。」
「そんなものですかー・・・。」
こんな感じの会話をしました。
まぁ、私も含めてブログで結婚観や人生観を書かれているのを拝見しますが、私も人生1回目で、結婚も1回目、子育ても1回目です。何の専門家でもない私が書いたことは絶対の正解ではありません。
元上司の仰られた事も絶対の正解ではありません。
そもそも、人生とか、結婚とか、子育てに正解はないんですよね。その人の人生が良かったかどうかは最後までわからない。子育てが正解だったかも最後までわかりません。
正解がないからこそ全てに当てはめようとすると無理があるし、議論になります。この話も正解かどうかはわからないんですけど、良い考え方だなーと思いまして。
私も余裕がなくなってくると、大切な相手のはずなのに妻からあれこれ奪おうとしてしまいます。
「俺はこんなに頑張っているのに!」とか「また服買うの?」とか・・・。(反省)
さすがに妻が男性と二人で食事してご馳走になって帰ってきたらちょっと心配ではありますが、奪うより与える夫でありたいもんです。