僕がブログを書くようになったきっかけ。
いろいろあって、ひとつではないのですが、本当の根っこになったのは何かなぁ、思い出してみました。
今思えばそれは、人気はてなブロガーのIchiro Wadaさんの記事だったように思えます。
趣味でもなく、副業でもない、『好きなことで対価をもらえる程、人の役に立つ』ということ。
これを実践したくて、行動を起こしたのがきっかけだったのかなぁと思い出します。
モヤモヤの原因
正直、読んだ瞬間はそれほどの衝撃はなかったかもしれません。
でも、それが時間が経つにつれてジワジワと大きくなってきまして。
その頃、僕の頭の中には、「なにか充実感がない」というモヤモヤが常にありました。人並みに仕事をして、大きな病気もなく、ほどほどに休みをとりながらの生活は、幸せな生活ではあるのでしょうが、日々が充実しているかと聞かれると、自信を持って肯定できないものでした。
なぜだろう。
原因をよくよく考えてみると、「好きな事」をやってなかったんです。
言い換えれば、趣味に対してあまり時間を使っていなかった。
特に、歳をとってくると、積極的に外出するのもおっくうになり、休みの日にも部屋でネットをしているのも少なくありませんでした。
若い頃はいろいろやっていたのですけれどもね。
気付くと、何もしていなかった
学生のうちはずっとサッカーをやっていましたし、その他にも水泳、テニス、スノーボード、野球、などのスポーツ。休みの日といえば、季節ごとのイベントには集まって騒いだり、ドライブやら、釣り、キャンプ、などのレジャー全般。インドアではゲームが好きなので、ひととおりのゲーム機を買って、時間があればやっていました。
でも、気付くと、そのうちのどれも、やっていませんでした。
若い時にいろいろやりすぎて、飽きちゃったんでしょうかね。
年齢的なこともあるでしょうし、仕事が忙しかったのもあるでしょう。それにしても、今現在、それらの中のひとつもやってなかったのは、改めて考えた時にちょっとびっくりしたんですよ。
そして、その時に、ようやく気付いたわけです。
好きな事をやってないんだから、充実感がないのは当たり前だ、と。
なんか、いつの間にか生活をするのに精一杯になりすぎて、仕事だけに生きてた感じです。
そんな時に読んだのが、冒頭で紹介したIchiro Wadaさんの記事。
「サイドプロジェクト」という初めて聞いた言葉は、時間が経てば経つほど考えされられました。
なるほど、そうか、好きな事をもう一度やってみよう、と思い始めたのです。
まず初めにやったこと
それは、本当に好きな事って何か改めて考えてみること。
僕は、もともと多趣味だったせいか、本当に好きなことがなにか分からなくなっていました。なので、まずはそこからだろうと。
でも、やりだすと、意外と難しいんですよ。自分でも無意識のうちに勘違いしてることが結構ある。
好きじゃないけど得意なことは、達成感が気持ちよくて勘違いしちゃう。
好きじゃないけど人のためになることも、同じく承認欲求が満たされて勘違いしちゃう。
見返りを期待したものって、本当に好きなものじゃないと思うんです。
なんの見返りもなくても、自然にやっちゃうし、やりたくなるもの。
そんなものを本気で考えてたら、納得できるものに絞り込めるまで1ヶ月くらいかかりました。
繋がりを考える
さて、本当に好きな事が何か分かったわけですが、それだけじゃダメです。
サイドプロジェクトとは、「自分が本当に好きな事で、人から対価を貰えるくらいに役に立つこと」です。
このへんの詳しい話は、Ichiro Wadaさんの記事を読んでほしいのですが、結論から言うと、自分の身近な人たちとの交流だけでは、これを実行するのは難しかったのですね。
こう言ってしまうと、もう分かるでしょうから先に言いますと、サイドプロジェクトを実現するためには、ブログを通じて日本中の人と繋がるのが一番良い方法だったのです。
自分の身近にいる人たちだけだと、自分が本当に好きな事で役に立てるとは限らないんですよね。
例えば、iPhoneの事にどれだけ詳しくても、周りがそれに全く興味ない人しかいなかったら、役に立ちようがありません。
でも、ブログなら、情報を発信すれば、それに興味のある人が全国から見に来てくれるのですから、これほどのマッチングツールはないわけです。
今はまだ、単に情報発信しているだけですし、相手から何かしらの対価をもらっているわけではありません。お小遣い程度のアドセンス収入があるくらいですね。
これもひとつのサイドプロジェクトといえるのかもしれませんが、気持ち的には、もう一歩進んだかたちでのサイドプロジェクトをめざして、今このブログを続けています。
日記は続けられなかった
僕はここでブログを書く以前に、mixiやFacebookをやっていました。
でも、すぐ止めてしまってます。
この時は、両方ともただの日記を書いていただけで、そういう日記をお互いに読み合って交流するのが楽しかったのですが、こんなのはすぐに飽きてしまったんです。
SNSなんてものは、楽しいのは最初だけで、すぐに飽きるものだ。
そう思っていたので、僕はSNSは向いていないのだなぁという感覚でいたのですが、やるためのしっかりした理由があれば、そんな僕でも続けられるんですよね。
というよりも、発想は逆なのかも。
『ブログはおもしろそうだから書く』では僕は続きませんでしたけれども、そうではなくて、『好きな事で人の役に立ちたいから、その手段としてブログを使う』からこそ続いているのでしょう。
僕は、ブログを書き始めた当初、こんな記事を書いています。
この記事では簡単にいうと「人の役に立ちたいから」というのをブログを書く理由にしています。
書く理由としては、それで間違いないのですが、バックボーンにサイドプロジェクトという感が方があるからこそ、上記記事へ繋がっていくのです。
最後に
そんな理由で書き始めたブログですが、今となっては書く事も含めて趣味になるかもしれないところまできています。
ブログは好きなことで人の役に立つだけではなく、同じような趣味を持った人と交流もできますし、自分の知識も深められます。広告やアフィリエイトもやれば対価も得られてしまいますので、簡単にサイドプロジェクトを実践することができます。
こういった楽しみ方というのは、サイドプロジェクトという言葉を知らなかったら、気づかなかったことだろうと思います。
そんな気付きをくれた Ichiro Wadaさんの記事。
今考えたら、なんのお礼も言っていませんでした。
これを投稿したら、お礼のコメントだけでも書かせて頂こうと思ってます。
そして、皆様も一度、読んでみてはいかがでしょうか。
忘れていたことを気づかせてくれる、とても良い内容が書いてありますよ。