■はじめに 単横陣の命中回避データがようやく十分な程度に集まったので、報告します。 かつて否定された回避UP効果は実はあったこと、さらに相手の陣形によってこの効果が変わることが判明しました。 ■検証条件 自艦隊は4隻の単横陣としました。これは殲滅力を低くして被弾データを多く取るためです。……負けまくったなぁ。 あとはいつもの検証条件と同じです。 ・命中・回避・フィット装備はすべて外す ・疲労抜き十分 ・艦種は駆逐艦・軽巡・重巡・戦艦・水上機母艦など Lv帯と出撃先は以下のとおり。 ・Lv1艦隊:Map3-2-1 ・Lv64・65艦隊:Map2-1-1 ・Lv95・96艦隊:Map3-3-1 上記のLv帯で出撃し、命中・回避データを採取しました。 相手陣形と自艦の回避値によって分類し、集計しました。 また、深海棲艦への命中データも回避値別に集計しました。 ■自艦隊:単横陣の回避データ 過去の自艦隊:単縦陣の回避データと比較します。 自艦隊:単横陣の砲撃回避率は自艦隊:単縦陣時に比べ、以下のような差異がありました。 対単縦:砲撃回避率6〜10%UP 対複縦:砲撃回避率26〜30%UP 対複縦陣では、複縦陣の持つ命中UP効果を打ち消した上で、さらに回避UP効果があるようです。 また、データ数が不十分ですが、 対梯形:砲撃回避UP効果なし という傾向が見られています。 対輪形・対単横(つまり単横同士)は現時点ではデータなし。 ■深海棲艦への命中データ 過去の1Lv自艦隊:単縦・複縦陣の深海棲艦命中データと比較します。 複縦陣と同様の、命中率約+20%効果が見られます。 ■まとめ 単横陣には以下の効果が見られました。 ・砲撃命中率約+20% ・対単縦:砲撃回避率約+6〜+10% ・対複縦:砲撃回避率約+26〜+30% ・対梯形:砲撃回避UP効果なし? ・対単横と対輪形については不明 ■考察 さて、問題はどのような式で回避上昇が起きてるか、です。 今のトコ(2015/06)、単縦陣での回避項の式は、以下を想定してます。 回避値*1.3<50:回避項 = 0.03 + 回避値 * 1.3 / 100 回避値*1.3≧50:回避項 = 0.03 + 回避値 * 1.3 / (回避値 * 1.3 + 50) 上記の式の「*1.3」が陣形による係数と思われます。 単横陣では、1.7前後の数値だと考えております。 また、命中への効果は以下の式を考えてます。 命中項 = (0.95 + sqrt(Lv) / 45 + 装備・運補正) * 陣形補正 * 疲労補正 単縦陣:陣形補正 = 1 複縦・単横陣:陣形補正 = 1.2 輪形・梯形:不明 梯形は現在データ収集中です。今のところ(2015/06)、梯形陣の陣形補正は1.1のように思われます。 輪形はまったくデータナシ。 単に固定値加算の可能性もあります。複縦陣で命中率+20%とか、単横陣で回避率+7.5%とか。 もうひとつ、陣形の効果は固定でなく、相手陣形によって無効化されることもあるようです。 例えば、複縦陣の命中UP効果が単横陣相手だと発動しないとかですね。 つまり、陣形の検証は5×5通り調べないといけないということになります。うわめんどくs(ry ■所感 かつて単横の砲撃回避UP効果は否定されてましたが、実際に調べてみると実はあったというオチでした。 とはいえ、劇的な効果が見られるのは対複縦のときのみです。 対単縦では回避UP効果はそれほど大きくなく、単横陣の火力低下・雷撃+夜戦命中率低下のデメリットからするとあまり利点はなさそうです。 結局のところ単横陣は、対潜以外では使いどころがかなり限定される感じですね。 道中の対複縦で自艦隊が空母メインの編成のときか、単横でも十分な火力があるときくらいでしょうか。 あとは、火力が低すぎて単縦陣ですらどうにもならない時に被弾減らしたいときとか? ■今後 対輪形・対梯形・対単横で単横陣のデータをさらに集める必要があります。 対梯形・単横は2-4-1で、対輪形は5-4でデータ取れそうです。 その後は、梯形陣の命中回避データ、さらに徹甲弾のクリ率UP説の検証と、ケッコン艦の命中回避を調べたいところですね。 |
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