婚活ブームだとか街コンブームだとか言われてから久しいですね。最近では料理街コンとかフットサル合コンとか、趣味を通して出会うイベントも多いようです。
相手に合わせて趣味を変えるというのも何かおかしい気はしますが、そうはいってもモテる趣味が気になるという人も多いのではないでしょうか。
そこで、今日はフルタイムで働く15~44歳の独身男女の趣味人口を調べてみました。
(データは政府が行っている生活基本調査です。調査年は2011年です。独身には離婚・死別を含みます。)
年齢別の趣味人口
まずは独身男性の趣味です。複数回答可です。
ゲーム、音楽、映画などは年齢を問わず多くの男性が趣味としているようです。全体的に年齢を重ねるほど趣味の数が減る傾向にあり、特にカラオケは若年層と中年層で割合に大きな差があることがわかります。
次は独身女性の趣味です。同じ映画鑑賞でも、女性は映画館で見る人も多いのが特徴です。男性に比べると全体的に数値が高く、女性のほうが趣味がたくさんあると言えそうですね。
趣味の男女比の偏り
男女比の偏りをグラフにしてみました。緑の線よりも右にあるのは男性過多、左にあるのは女性過多の趣味です。女性過多の趣味が多いです。
なかでも特に女性が多いのは料理、写真、映画館などです。料理は圧倒的に女性の比率が高く、男性で料理が趣味だという人はほとんどいません。
一方、男性が多いのはゲーム、スポーツ観戦、パチンコです。あまりモテそうな趣味ではないですね…。
(映画館や音楽などは男女ともに趣味人口が多いですが、趣味の中でも偏りはありそうです。例えば恋愛映画は女性が多くみていそうですし、AKB48のファンは男性が圧倒的でしょう。)
既婚者との比較
既婚者でもグラフを作って、重ねてみました。配偶関係以外の条件は同じ(フルタイム勤務、15~44歳)です。
(青が独身者、赤が既婚者です。)
ゴチャゴチャ見づらくなってしまってすみません。全体の傾向だけでもぼんやり掴んでいただければと思います。
女性は既婚者のほうが趣味が減っているのに対し、男性はあまり変わっていません。
これはフルタイムで働く人限定のデータなので、専業主婦やパートタイムは含みません。女性は働きながら家事などをしていると、趣味の時間がとれなくなっているのでしょう。
他に特徴的なのは、写真です。写真は独身者では女性が多かったですが、既婚者では男女差がなくなっています。
遊園地も既婚男性の割合が大幅に増えています。日曜大工も既婚者のほうが多いですね。
女性は趣味の時間を抑え、男性は女性の趣味に興味を持つことが結婚への近道かもしれません。
(パチンコや料理は男女間に偏りのある趣味ですが、これは独身者・既婚者でほぼ変わっていません。料理が好きな女性がモテるとか、パチンコをやる男性はモテないとかいうのは、あまりアテにならないっぽいですね。)
おまけ…趣味にかける日数
1年間あたりの趣味にかける日数も調べてみました。
データの都合上、こちらは15歳以上の全年齢です。
音楽系は未婚・既婚でだいぶ違いますね。独身者は音楽が大好きなようです。