放課後のプレアデス

STAFF BLOG

番外編 唸るエンジン音!

昨年某日。
プレアデス音響チームを中心とした一行はとあるコースに向かいました。
天気予報では雨模様。晴れてくれる事を祈りながらの現場IN。

というのも、この日はエンジン音の録音第1回目でした!
皆さんお気づきの通り、すばる達の乗っているドライブシャフトはスバルのクルマをイメージしているため、飛行中のSEもエンジン音!
となると、音を録音しなければいけない!

そうして集められた車達。

エンジン音収録1 圧巻の並び! お借りした車から、アニメ制作スタッフ達の愛車も含まれています。
しかしこの日は願いも届かず、あいにくの雨。
そんな中、なんとか録音に支障がないかとテストを重ね、セッティングを行い、無事にエンジンの録音がスタート出来ました。

エンジン音収録2 まずはエンジン部分にマイクの取り付け。

エンジン音収録3 マフラー部分にも装着。

エンジン音収録4 テストの結果、音がベーステントの方にうまく届かなかった為、機材も全て後部座席にIN。

エンジン音収録5 準備完了。さぁ! 出発!

エンジン音収録6 コースを何周か周り、様々なバリエーションの音を録音。

エンジン音収録7 車種も多いため、レースのピットインさながら、録音を済ませた車種からマイクを外し、次の車種へ取り付け、走行スタート。
急がないと全部録り終える頃には日が暮れてしまう!

エンジン音8 こちらは録音機材のひとつ。

何台も音録りを繰り返していくうちにスタッフ一同の手際もよくなっていき、気がつけば途中で雨も上がって、無事にこの日の録音は終了しました。
この後、何度か同様の録音を行っておりました。

エンジン音収録9
ちなみに、こちらがすばるのドライブシャフトの設定です。
TVシリーズではドライブシャフトやメカニック系の設定は村松さんがデザインされています。
というのも、村松さんはスバル車にも乗られている車好きなお方。
実車を元にシャフトのデザインをしてくださっています。ベースラインはYouTube版から基本的に変わりはないですが、フロント部分に関してはTVシリーズ版で変更しています。
設定化する際に監督から諸元の注釈と各パーツの名称を書いてくれというオーダーの元作成。
監督の遊び心溢れる設定になっているんです。

ドライブシャフト設定 よく見ると、「全長235mm~4745mm」「全幅36mm~1780mm」という表記が。

ドライブシャフト 最小がこのサイズ。

ドライブシャフト2 乗っていない時はややコンパクトに。

ドライブシャフト3 飛行の際は極力実車に近いサイズまで全長が大きくなっています。
本編では実はハザードがついたり、アイサイトが発動したりと細かい車描写も描かれているんです。

エンジン音の録音の日は遠方にも関わらず、3Dさんや美術さんなど、多くの現場スタッフが集まってくださり、エンジン音の収録が行われました。
プレアデスをきっかけにスバル車を購入されたスタッフ関係者も私が知る限り4、5人いるんです!!
ちなみに、ガイナックスの制作プロディーサー2人はそれぞれ、レガシィとインプレッサに乗っていますよ!!!!
スタッフさん達のプレアデス愛ならぬスバル愛!
かくいう私も実家は群馬。
スバル車は幼い頃からたくさん見ていましたが、昔の母の車がヴィヴィオだった。というのをプレアデスに参加してから思い出しました。

群馬といえば、すばるちゃんのお家は私の実家がモデルになっています。
小さい頃から暮らしていた家にすばる一家が住んでいるなんて、胸熱な展開です。
もし群馬でそれらしき家を見つけた方がいらしても、そっと胸の内にしまっておいてくださいね!


(Zaki)


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