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 新たな経営再建案が発表された大井川鉄道の新金谷駅(島田市)で7日、英国の人気キャラクターにあやかる蒸気機関車「きかんしゃトーマス号」の出発式があった。作品中でトーマスが走るソドー島の鉄道局長、トップハム・ハット卿(きょう)も姿を見せ、今年の一番列車の出発を祝った。

 大鉄によると、トーマス生誕70周年、大鉄創立90周年にあたる今年は10月12日までの週末や夏休み期間中に、新金谷―千頭間(37・2キロ)を原則1日1往復する。トーマスは74日間148本、新たに走るトーマスの友人、ジェームスは16日間32本の運行が予定される。10万人近い人出が見込まれる。

 両親と乗車した浜松市北区の齊藤心愛(ここあ)ちゃん(9)、藍斗(あいと)くん(5)、叶琉(かなる)くん(3)の3人きょうだいは、「毎日トーマスのアニメを見ているので楽しみ」と笑顔で答えた。

 神奈川県伊勢原市の柳川一琉(いちる)くん(3)、一翔(かずと)くん(1)の兄弟は「音と煙がすごい」とSLの迫力に目を丸くしていた。