最近、ネット上でこんなニュースをよく見かけます。
「上司に"了解です"と答えるのは失礼?」というのは昔からありますが、かつてぼくが働いていたパチンコ店では、誰しもが堂々と上司相手に「了解です」と言っていたのを思い出しました。
「上司に了解ですと言うのは失礼」という常識は、何となくみんな知っているような雰囲気を醸し出していました。それでも結局、ぼくは退社するまでの6年間毎日のように使っていました。
そしてそれについて上司から咎められることというのはまずありませんでした。
非常識な受け答えのはずなのに、何で怒られなかったんだろうな…?と考えてみたところ、1つ思い当たる節がありました。それが
「インカム」
でした。
パチンコに行ったことがある人は分かると思いますが、店員がつけているイヤホンや無線機のようなもの、アレがインカムです。ホール内にいるスタッフと、遠距離でも連絡が取り合えるようにつけています。
あれって店の規模が大きくなればなるほど、スタッフの人数が増えれば増えるほど、インカムを行き来する言葉の量は必然的に大きくなります。あれで世間話をしているわけではなく、仕事上必要な報連相や情報共有をするために使っています。まあ世間話もしますけどね。
その中で、なるべく早く会話を終わらせないといけない場面が多々あります。
そんな時に、「分かりました」や「かしこまりました」よりも確実に素早く返事ができるのが
「了解です」
でした。なので、良い悪いを抜きにしてこれが一番効率が良くて誰しもが使っていたんだと思います。
これは記事の中にあったグラフですが、これを見ても「特にムカつかない」と答える人が9割以上。ぼくらは日常的に使っていたからかもしれませんが、たしかに腹が立つということは特になかったなーと思います。
だからこそ、これが非常識な言葉だったということに気が付かなかったのかもしれません。
マナー違反だと騒がれている「了解です」、おしなべて見れば、気にしている人は少ない模様。ですが、人によっては不快に感じる人もいるようです。マナーだからとりあえず守るのはなく、相手に応じて考えることこそ本当の意味でマナーを守ることなのかもしれないですね。
(本文より引用)
その通りですね、了解です。
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