2015-06-03

治験のこと

実薬投与が終了し、経過観察期間に突入

私が治験を行なったのは、皮膚の病気。塗り薬塗るのは面倒くさい。ひどくなったら飲み薬、点滴、注射選択肢があるが、副作用が強い。女性妊娠を控えなければならない

私が治験をしたのは第2層。薬は飲み薬だった。

健康的な人に実施する1層、罹患者に実施する2層、3層とある本来は3層まで行なうしかし、治験コーディネーターの方に話を聞いていると、日本国内の2層試験と並行して、海外アメリカヨーロッパのどっか)の3層試験実施中。日本国内の2層試験と、海外の3層試験を比べて、人種的差異がなければそのままパスできるとかなんとか。短縮できて、よかった!と、治験を体験した身としては思う。

でも、厚生省の職員が大量の治験資料をチェックするらしいから、認可が下りるのはかなり先とか……。ショックすぎる。皮膚の病気は塗るのが圧倒的に面倒くさい。でも、飲み薬で超楽だった!んだよ! 厚労省の人マッハでよろしく。私が体験した治験薬は、副作用も現状では、他の薬と比べると軽度らしい。その代わり緩やかに軽減される。そんでも十分楽だった。塗り薬と併用できたらいいなと本当に思う。

実体験としては、実薬か偽薬プラセボ)かわかならない期間が、最高に辛かった。増田書いてて知ったけど、2層はプラセボ率が高いらしいね。20年以上患っている病気だけど、その期間にこれまでに体験したことがないほど悪化した。実薬投与を終えて、改めてあれはやっぱりプラセボだったんだなと実感。あれだけ悪化すると、自尊心もなくなるわ(例の京都学生も今が一番よくない状況なのかもしれないね)。

病状が悪化すると誰も悪くないのに、やたら攻撃的になったり、卑屈になって泣いたり、とことん情緒不安定になった。治験は、通常月数千円の協力料をもらえるが、あのストレスともらった額は見合っていなかったと思う。それほど辛かった。

自分で、病気が悪くなった時、あの薬高くて使いたくないなって思ったりしたが、自分治験に参加して同じようにひどく嫌な思いをした人が存在することを思うと、あの金額はそれ相応なのかもと思うようになった。

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