クラゲ:国内2例目「リプケア」見つかる…鳥羽水族館

毎日新聞 2015年06月05日 20時12分(最終更新 06月05日 20時59分)

館内の水槽で見つかったリプケア=鳥羽水族館提供
館内の水槽で見つかったリプケア=鳥羽水族館提供

 三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、世界的にも珍しいクラゲ「リプケア」が2匹見つかった。泳がずに岩に付着して暮らし、生態は謎に包まれている。国内で見つかったのは2例目。

 半透明の体をしており、かさの直径は約1.5センチ。5月2日、水槽内の岩に付着しているのを飼育員が見つけた。アサガオの花のような姿をし、刺激を受けると軟体部が巾着袋のように閉じる。

 岩は同県志摩半島の海中から、昨秋に水槽に入れられた。リプケアも一緒に運ばれたとみられ、担当者は「貴重なクラゲがいて驚いた。生態解明のためにも長期飼育を目指したい」。【井口慎太郎】

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