1997年のアジア通貨危機当時に人気を呼んだ童謡『アッパ ヒムネセヨ(パパがんばって)』が、盗作ではないとする大法院(日本の最高裁判所に相当)の結論が下った。
作曲家ハン・スソン氏の童謡『アッパ ヒムネセヨ』が、自分たちの歌の盗作だとして、2人の原告が起こしていた訴訟の上告審で、大法院第1部(李仁馥〈イ・インボク〉裁判長)は2日、「盗作には当たらない」とした二審の判決を不服とする上告を、審理不続行制度により棄却した。審理不続行制度とは、大法院が特に審理や判決を行うことなく上告を棄却するもので、これによって二審の判決が確定する。
釜山市で音楽教師として活動するハン氏は1997年、妻と共に『アッパ ヒムネセヨ』を作詞・作曲し、同年のMBC創作童謡祭に出品して入賞した。当時の困難な経済状況と相まって、この歌は人気を博し、2005年にはクレジットカード会社のCMにも使用され話題になった。
2012年4月、同名の歌の著作権を有する作曲家の原告らは、ハン氏夫妻を相手取り、盗作だと主張して訴訟を起こした。自分たちが作曲した歌を96年にまず発表しており、歌詞も同じだと主張した。一・二審は「ハン氏夫妻が原告の作った歌を知っていたと断定するのは困難で、歌詞と同じ表現は1984年ごろから、主要日刊紙のコラムのタイトルに使われてもいた。一部の歌詞が似ているという理由だけでは、盗作と見なすことはできない」として、原告の訴えを退けた。