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 6月1日に60歳になる元横綱千代の富士の九重親方の「還暦土俵入り」が5月31日、東京・国技館であった。赤い綱を締め、太刀持ちに白鵬、露払いに日馬富士の現役横綱を従え、雲竜型の土俵入りを披露した。

 3人合わせて優勝71度の豪華な土俵入り。「太刀持ちを務めるのは、たぶん最初で最後。緊張しました」と白鵬。日馬富士は「憧れの大横綱と同じ土俵に上がれて光栄です」と語った。

 往年をほうふつさせる力強い四股と気迫あふれるせり上がりに、客席から「日本一」のかけ声も。「久々に聞いたけど、まんざらじゃないね」と九重親方。