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ブラジルサッカー連盟前会長ら 賄賂要求か
5月30日 4時17分

ブラジルサッカー連盟前会長ら 賄賂要求か
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FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件で、ブラジルサッカー連盟の前会長らが、ブラジル国内のサッカー大会の商業的な権利の選定を巡って、スポーツ関連企業に賄賂を要求し、日本円にしておよそ1億円を受け取った疑いがあることが分かりました。
FIFAを巡る今回の事件で、アメリカの司法当局は、多額の賄賂などの受け渡しがあったとして、FIFAの関係者9人とアメリカやブラジルのスポーツ関連会社の幹部ら5人を組織的不正の罪で起訴しています。
起訴状によりますと、このうちブラジルサッカー連盟のジョゼ・マリア・マリン前会長らは、ブラジル国内のサッカー大会「コパ・ド・ブラジル」の2013年から22年までの商業的な権利の選定を巡り、便宜を図る見返りにスポーツ関連企業に賄賂を要求した疑いが持たれています。
このスポーツ関連企業はブラジルの「トラフィック」とそのライバル会社で、談合によって利益を分け合うことで合意し、賄賂も2社で分担したということです。
マリン前会長らは、この2社から日本円にしておよそ1億2000万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
今回の事件では、アメリカの司法省の要請を受けてスイスやブラジルなど関係する国々で捜査が始まり、影響が広がっています。

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