ドーピングで資格停止の朴泰桓 ア大会メダル剥奪

【ソウル聯合ニュース】ドーピング(禁止薬物使用)違反で今年3月に国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の選手資格停止処分を受けた北京五輪競泳400メートル自由形の金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン、25)について、アジア・オリンピック評議会(OCA)は27日、朴が昨年の仁川アジア大会で獲得したメダルを剥奪したと正式に発表した。

 朴は仁川アジア大会開幕直前の昨年9月初めにFINAが実施したドーピング検査で、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止薬物とする男性ホルモンのテストステロン成分が検出された。朴側は同大会の約2カ月前にソウルの病院で健康管理などを受けたときの注射に禁止薬物の成分が含まれていたと説明していた。

 OCAはFINAの処分通知を受け、朴が仁川アジア大会で獲得した銀メダル1個と銅メダル5個を全て剥奪することを決め、それによる種目別順位をあらためて決定した。

 これにより、100メートル自由形で銅メダルだった塩浦慎理が銀メダルに、4位だった原田蘭丸が銅メダルに繰り上がった。リレーなど団体戦で獲得したメダルも無効になり、韓国に代わり4位だったチームが銅メダルを獲得した。

 朴のメダル剥奪により金メダル79個、銀メダル71個、銅メダル84個だった韓国のメダル獲得数は金メダル79個、銀メダル70個、銅メダル79個に減った。国別総合順位は変わらず中国に次いで2位。

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