賞賛されている人間を見ると、日陰生活を送っていた学生時代を思い出す
誰かのブログが盛大に炎上していて、莫大なPVを稼いでいるのを見ると、まるで花火大会で手を繋ぐカップルを遠巻きに見て嫉妬しているような気分に陥ってしまう。
置いてきぼりにされているようで、焦りだけが沸き上がって、その感情は次第に憎しみへと変わる。
たとえ、有名な人々になんの落ち度もなく、それどころか他人を幸福に導くような記事を連発していたとしても、
「文章をアップする直前で停電でも起きて、データがぶっ飛んでくれないかな」
持ちうる限りの力を込めて、呪いを掛けたいと心から思ってしまう。
基本的に僕は、輝く存在が苦手なのだ
そういう連中を前にすると、見ているだけで「ははぁっ~~~!」と跪かされている気分にさせられる。
たとえば、ここ最近発売されたラブコメ系ライトノベルを読んでいても、腸が煮えくり返って布団の中から出られないぐらいに精神に損傷を負うことがある。
たかが創作上のキャラクターだとしても、ハーレムを築いたり、美少女が主人公を奪い合うバトルをしていたり、過剰なエロイベントが次々と展開するのを見せられると、意識が飛びそうになってしまう。
二次元・三次元問わず、ピカピカと光を放つ者を忌避する性質を持った存在、それが僕なのだ。
とりわけ人気ブロガー・ツイッタラーは、僕の目に留まる機会も多い為、他のどんな業界の存在よりも強烈なエネミーなのだと判定してしまう。
「お前たちの人生にだけ、陽光が照らされていてズルいじゃないか」
スリープ状態のPCを起こす度に、そうした感想を口走ってしまう。
気持ち良く目が覚めた日でも、誰かのブログにはてぶコメントが数百も並んでいると、一気に眠気が襲い掛かってきて二度寝しなくてはならなくなる。
ブログをヒットさせる。それは、スヤスヤと夢の世界を満喫している人間の寝首を掻くような、卑劣な行為だ。
気がつけば、何もかもが食い散らかされていて、残されているのは食べカスだけの世界。
彼らのせいで僕たちは、ドヤ街の裏側に追い込まれて、ちっぽけな栄養を吸収して悲しみに暮れながら生きるしかなくなる。
僕たち底辺ブロガーは、お前ら有名勢の生け贄か? お前らはそのおかげで召喚されたバケモノかよ
街を燃やすようにPVを稼いで、民衆を蹴散らすような文章を書いて、食料庫ごと吸い込む如く承認欲求を満たして。
その上、僕のような勇敢な人間が彼らを敵対視する記事を書くと、
「自分の実力不足のせいなのに恥ずかしくないの? 良い大人でしょう。辞めなさいよ」
嫌みな笑みを湛えながら、大人の対応をしてくる。
これじゃあ、何百年経過しても、僕ら底辺ブロガーは悪者扱いじゃないか。
連中は、楽な人生に胡座を掻いている。
魔物の一匹も来襲しない守られた街で、毎日食っちゃ寝を繰り返しているような、お気楽な生き様。
毎日溢れる読者を見て、自画自賛をして酒を飲んでいるんだろうな。
虚ろな目で夜道をとぼとぼと彷徨う事なんてないんだろうな。
ネット界の覇者を気取りやがってさ。
数限りある読者たちが、有名ブロガーの元に寄り集まって行く苦しさを知らないんだろうな。
僕たち底辺組は、田舎の夜道のように寂しい未来しか残されちゃいない。
朝、鳴り響く目覚まし時計のアラームは、底辺ブロガーの死に行く悲鳴にしか聞こえなくなった。
精神的に、相当追い込まれている。
過度のストレスにより、神経細胞が傷みはじめたせいか、カメラを向けられてもキメ顔の一つも作れなくなった。
有名ブロガー・ツイッタラーが、僕から表情を奪って走り去った。
かと、思えばまだ虐めたりないのか、嬉しそうに記事を連投している。
とんちを利かせて、僕への精神攻撃と、はてぶ数稼ぎを同時並行に行う神業を見せつけてくる。
あっという間に、底辺の涙腺を崩壊させ、爆破するように上がった悲鳴をバックミュージックにして踊り狂ってやがる。
次々倒れて行く底辺ブロガー。
そんな様子を見るためか、時折はてなブックマークに乗って、こちらへ飛んで来る。
苦しみ喘ぐ人々を笑うための物見遊山は、そんなに楽しいか?
その栓を抜かれた後のシャンパンのように噴き出す悪意は、これからもネット界を覆い続けるんだろうな。
より一層、人気ブロガー・ツイッタラーへの敵意が増したよ。
非モテは勝手に体が浮かび上がってしまって、空での生活を余儀なくされると良いのにね。そうすれば、リア充を見下ろせている分、心は安定するし、自分は白い雲のような自然的存在なのだと思えば、人間的感情を排して、ただただ漂う生き方が出来る。非モテは空を飛ぶべきだ。
— ピピピピピ@親の遺産で暮らそうと思う。 (@pipipipipiwarau) 2015, 5月 28
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