フモフモ編集長が選ぶ、声に出して読みたいベストイレブンと真の日本代表

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【欧州ベストイレブン】プレーじゃなく音だ、ラップだ。声に出して読みたいベストイレブン


文=フモフモ編集長

 日本人選手が多かったり、個人的な趣味もあったりして、海外サッカーではブンデスリーガ、特にシャルケの試合を見ることが多いです。シャルケ戦の中継を見ているとき、やたらと印象に残るのが「チュポ=モティング」と「ケヴィン=プリンス・ボアテング」という音。プレーじゃなく音。

 このふたりが絡み合う瞬間があったりすると、「チュポ=モティング、ケヴィン=プリンス・ボアテング、チュポ=モティング、戻してケヴィン=プリンス・ボアテング、チュポ=モティング!!」というラップみたいな感じが生まれて、大変よろしいものです。(声に出して言わないとわからないと思うので、声に出してお付き合いください/ジョン・カビラ氏のモノマネで)

 ただ、そこに「ウチダアツト」が挟まると何となく普通になってしまう。サッカーとしてはどんどん挟んでいただきたいのですが、ラップとしてはちょっと違う。いっそ全員がラップみたいな感じのチームがあったら、ボールが行き来する実況を聴いているだけで、ズンタカズンタカツクタカツクタカ心が躍り出すかもしれないのに。どうして各クラブはそういう視点で選手を集めてくれないのでしょうか。

 仕方ない、自分でやるか。

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■フォーメーション:4-4-2
FW:エリック・マキシム・チュポ=モティング(シャルケ)、ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリSG)
MF:コンスタンティノス・ハラランビデス(アポエル)、ケヴィン=プリンス・ボアテング(元シャルケ)、セスク・ファブレガス(チェルシー)、ヘスス・ナバス(マンチェスター・C)
DF:ファビオ・コエントラン(レアル・マドリード)、ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)、ソクラティス・パパスタソプーロス(ドルトムント)、ダニエウ・アウヴェス(バルセロナ)
GK:ローマン・ヴァイデンフェラー(ドルトムント)

 これでどうだ。これなら一瞬の切れ目もなく、ズンタカズンタカツクタカツクタカできるのではないか。ゴールキーパーから始まるビルドアップ。つないで戻して、またつなぐ。連呼される名前のラップ感。なるべくサッカー的にも成立するようにはしているけれど、そんなことよりわしゃ音が聞きたいんじゃ。フジテレビの青嶋達也アナあたりの「とにかく名前言っておきゃいいや」系の実況者に、ひたすら名前だけを読み上げてもらいたい。そういう気持ちのイレブンです。

「ゴールキックです」

「ローマン・ヴァイデンフェラー」

「ジョルジョ・キエッリーニ」

「右のソクラティス・パパスタソプーロス」

「一旦開いてダニエウ・アウヴェス」

「ソクラティス・パパスタソプーロス」

「中盤セスク・ファブレガス」

「ソクラティス・パパスタソプーロス」

「ヴァイデンフェラー」

「ここからキエッリーニ」

「上がっていくファビオ・コエントラン」

「中央のケヴィン=プリンス・ボアテング」

「ここは一度戻します」

「ソクラティス・パパスタソプーロス」

「前から積極的に追っていく」

「最後方ヴァイデンフェラー」

「外のダニエウ・アウヴェス」

「ヘスス・ナバス」

「セスク・ファブレガス」

「チュポ=モティング」

「セスク・ファブレガス」

「ダニエウ・アウヴェス」

「ヘスス・ナバス縦に抜ける」

「クロスボール!!合わせたのは!!」

「ズラタン・イブラヒモヴィッチ!!」

「イブラヒモヴィッチ!!」

「こぼれたところにケヴィン!!プリンス!!ボアテング!!」

「まだあるぞ!!」

「走り込んできたコンスタンティノス・ハラランビデス!!」

「コンスタンティノス・ハラランビデス!!」

「もう一度コンスタンティノス・ハラランビデス!!」

「いやー、ここはゴールなりません」

「長いボール」

「競り合うソクラティス・パパスタソプーロス」

「セスク・ファブレガス」

「サイドを変えてコンスタンティノス・ハラランビデス」

「ファビオ・コエントラン」

「ケヴィン=プリンス・ボアテング」

「チュポ=モティング」

「ケヴィン=プリンス・ボアテング」

「チュポ=モティング」

「コンスタンティノス・ハラランビデス」

「追い越していくファビオ・コエントラン」

「内に切れ込んでセスク・ファブレガス」

「っと、ここで奪われたぞ!!」

「さぁ一気に攻守が入れ替わった!!」

「ディフェンスは3枚、3対3!」

「キエッリーニかわされた!!」

「パパスタソプーロス!」

「パパスタソプーロス!!」

「パパスタソプーロス!!!」

「ヴァイデンフェラーーー!!!!」

「ロー!!マン!!ヴァイデンフェラー!!!!」

「素晴らしいセーブでした」

「ローマン・ヴァイデンフェラー」
(※最初に戻る)

 本当はここに「デンバ・バ」とか「コンスタンティノス・コンスタンティニディス」とか「クラッシャー・バンバンビガロ」とか「サモアペット・チョーチャモアン」とか「ジャンカルロ・フィジケラ」とか「オレステス・デストラーデ」とか、もっといろいろ加えたいところですが、今回はチャンピオンズリーグ関連ということで、残念ながらスタンド観戦となりました。間に「バッ」「バッバッ」とか挟めるとファンキーでよかったのですが。

 世界の大富豪さま。勝つとか負けるとかは度外視で、「声に出して読みたいイレブン」実現していただけると幸いです。スペイン、ポルトガル、ギリシャあたりから集めるとイイ感じになりそうな気がします。で、チーム監督はヴァイッド・ハリルホジッチ、買収するチームはボルシア・メンヒェングラートバッハでお願いできると、完璧だと思います。

「ボルシア・メンヒェングラートバッハ!」

「ヴァイッド・ハリルホジッチ!」

「ソクラティス・パパスタソプーロス!」

【なんでもベストイレブン】これが真の日本代表だ、もしも日本にサッカーしかなかったらベストイレブン


 日本においてサッカーはナンバーワンスポーツなのか。もしかして、ほかの競技に人材を吸われてやしないだろうか。たぶん吸われている。ほかの娯楽もスポーツ文化も何もなく、道と靴下を丸めたボールしかなければ、もっとサッカーに人材が流れてきたはずなのに。もしもボックスで「もしも日本にサッカーしかなかったら」という仮想空間を作ったとき、日本代表はきっとこんな感じになっているはずだ。

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[イラスト]=タカハラ ユウスケ

■フォーメーション:4-3-3
FW:朝原宣治、室伏広治、内村航平
MF:藤波辰爾、大林素子、松岡修造
DF:清水宏保、貴乃花光司、井上康生、イチロー
GK:吉田沙保里

●CF:室伏広治


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日本史上最強のフィジカルモンスター。最激戦区で孤立しても決して当たり負けはしない橋頭堡(きょうとうほ)となる。ボールを受けてから反転する動きの回転速度は世界屈指。ロングスローをしたらピッチの反対側のサイドラインを割っちゃった、などのミスはご愛嬌。

●左WG:朝原宣治


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加速走にかけては日本随一の実力者。中央で室伏が溜めた瞬間、爆発的に裏に抜け出す。ただ、ボールよりも速く走ってしまうため、パスはかなり強めでお願いしたいところ。

●右WG:内村航平


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体格的には見劣りするもの、抜群の身体感覚で驚異的な空中戦の強さを誇る。室伏のアシストを受けて大きく飛び上がるセットプレーは文字通りの意味で「反則」との声も。

●左CH:藤波辰爾


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「史上最強」かどうかで言えば「猪木だ」「馬場だ」「キレた鶴田だ」と異論だらけになるかもしれないが、ポリバレントさで言えばドラゴンを置いてほかにない。経営能力以外はすべてが一級のエンターテナーが、ドラゴンシュート・ドラゴンタックル・ドラゴンパス・ドラゴンスルー・ドラゴンボレー・ドラゴンイエロー・ドラゴンレッドなどのドラゴン殺法を繰り出す。

●右CH:大林素子


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デカァイ!! 圧倒的にデカァイ!! 比べたことないけど、たぶんブッフォンとかよりデカイ気がする。今気づいたけど、何となくブッフォンに似ている。素子がいれば、素子の頭に当ててそのリバウンドを叩き込むというバスケットみたいな攻撃もできるかもしれない。本人はサイドに流れながらのワンタッチシュートいわゆる「モトコスペシャル」で、背だけでなく得点力も高い。

●DH:松岡修造


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技術・体力では格段に落ちるも、どんなときも絶対に諦めない強い精神力と、むやみにポジティブな姿勢でチームの精神面「だけ」を熱っぽく支える。精神面「だけ」なのでボールがきた場合は、すぐにヘルプをお願いします。

●左SB:清水宏保


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メッシを超える筋肉ダルマは日本にいる。筋繊維一本一本に語りかけながら、一旦死ぬ寸前まで自分を追い込んでそこから立ち直るといったサイヤ人の修行みたいなことで作り上げた筋肉は、チューブトレーニングなどでマネできるものではない。インテル・ナガトモがインテルまでいけて、清水宏保がレアルにいけないワケがない。

●左CB:貴乃花光司


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八百長ナシ、変化ナシ、すべてを受け止めて制圧する真の横綱相撲の体現者。なお、「相撲からなら朝青龍のほうがサッカーのイメージがある」という意見もあるとは思うが、残念アレはモンゴル代表だ。

●右CB:井上康生


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実力はもちろんプライベートも含めて抜群の安定感を誇るディフェンスリーダー。「嫁のブログに登場すると悪いことが起きる」という都市伝説が広がる中、わりと頻繁にデスブログに登場しながらも自身の無事を維持しつづける、鉄壁の守備力の持ち主。嫁が邪神なら、旦那は守護神。

●右SB:イチロー


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正確無比なボールコントロール、超遠距離から矢のように飛んでくるクロスボール、レーザービームで針の穴を通すフリーキック。心技体すべてが超一流のパーフェクトプレーヤー。課題は味方との折り合い。「連携」のパラメータは、ほぼゼロだ。

●GK:吉田沙保里


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「最終的にアタシに勝たないとゴールできないよ」とゴール前で待ち受ける霊長類最強防壁。ミドルシュート・ハイボールの処理には体格的にやや不利を抱えるので、むしろトッとと一対一に持ち込んでくれたほうがありがたい。相手の足元にボールがある限りにおいては、すべての相手をボールごとなぎ倒す。

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