ダウム・カカオ合併のインサイダーで起訴

 ソウル南部地検は18日までに、大手ポータルサイト運営のダウムコミュニケーションとメッセンジャーアプリ大手のカカオが合併するというインサイダー情報を入手し、数千万ウォン(数百万円)の利益を上げたとして、ダウムの元管理職のA容疑者(43)を略式起訴し、罰金2000万ウォン(約220万円)を求刑した。また、ダウムの系列会社元代表のB容疑者(41)を在宅起訴した。

 検察によると、A容疑者はダウム勤務中、ダウムとカカオの合併が公式に発表される以前の昨年5月22日、夫名義でダウム株1200株を購入。合併発表で株価が上昇した後に売り抜け、3700万ウォン(約407万円)の不当利得を得た疑い。B容疑者は同月23日、自分の名義でダウム株2000株を購入後に売り抜け、5200万ウォン(約572万円)の不当利得を得たとされる。

 ダウムとカカオの合併は昨年5月26日に正式に発表されたが、それ以前の23日にダウム株の出来高は前日の約7.9倍に増え、合併情報が事前に漏れていたのではないかとの疑惑を生んだ。

ユン・ヒョンジュン記者
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