2015年5月15日16時51分
2003年の鹿児島県議選で公職選挙法違反の罪に問われた被告全員の無罪が確定した「志布志(しぶし)事件」で、起訴されなかったものの県警の取り調べで心身に苦痛を受けたとして、同県志布志市の住民7人が県を相手取り、計2310万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。鹿児島地裁の吉村真幸裁判長(川崎聡子裁判長代読)はこのうち3人について、県警の捜査の違法性を認めて、県に対し、計184万円の支払いを命じた。
この日午前には、無罪となった元被告らが国と県に計2億8600万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の判決言い渡しがあり、同地裁は県警の捜査の違法性などを認め、国と県に対し、元被告とその遺族ら17人に計5980万円の支払いを命じた。
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