「Amazon ログイン&ペイメント」で注文成約率が34%UP!? ECサイトの決済を簡単にし、売上アップ!

「Amazon ログイン&ペイメント」で注文成約率が34%UP!? ECサイトの決済を簡単にし、売上アップ!

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はじめまして!内定者インターンをしている高山です。
先輩方が築き上げてきたこの全力ブログもいよいよ世代交代!今年は、2016卒の内定者が中心となって更新していくので、どうぞよろしくお願いします。

今回のテーマは、先日日本でもリリースされた「Amazon ログイン&ペイメント」です。
なかなか売り上げが伸びずに悩んでいるECサイトの担当者の方は、この機に「Amazon ログイン&ペイメント」を導入されてはいかがでしょうか?注文成約率が大幅に改善できるかもしれません。

では、以下の順で紹介していきます。

目次

  • ユーザーは決済時のストレスに悩まされている!?
  • 「amazon IDでログイン」を導入するとどうなるの?
  • 最短2クリックで決済完了!
  • 導入メリットは?
  • 導入するにはどうすればいいの?
  • まとめ

ユーザーは決済時のストレスに悩まされている!?

「ECサイトを開設したのに、なかなか売り上げが上がらない。」
「サイト自体の訪問者は多いのに、売り上げまでつながっていない。」

こんな悩みを抱えているECサイトの担当者の方も多いのではないでしょうか?もしかしたら、ユーザーが最後の決済の時点で、離脱している可能性があります。

事実、マイボイスコム社のアンケート調査によると、およそ5割のユーザーが、希望の支払い方法がなかったときに離脱しているというデータがあります。

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★参考、画像引用元:【オンラインショッピングの決済に関するアンケート調査】-PR TIMES


また、デザイニック社のEC NOTEによれば、なんと6割の人が決済の画面で離脱しているというのです。

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みなさんもこんな経験はないでしょうか?
初めて利用するECサイトで、気に入った商品を購入しようとたら、ほとんどの場合以下のような画面に遭遇します。

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※画像はAmazon ログイン&ペイメントのサービス紹介PVより。-Login and Pay with Amazon-Youtube

「登録画面が長い!」
「このサイト未登録だから、買うのを辞めようかな。面倒だし」

もし、根気強く情報の入力をしたとしても、登録がうまくいかなかったりします。

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※画像はAmazon ログイン&ペイメントのサービス紹介PVより。-Login and Pay with Amazon-Youtube

「どこの登録が間違っているのだろう?」
「またクレジットカードの登録!?」
「面倒だなー、不安だなあー」

このように、せっかくユーザーが買うという意思決定をしたにもかかわらず、最後の最後に離脱してしまうのはもったいないですよね。しかしまさにこの瞬間にも、6割のユーザーが登録画面や決済画面で離脱しているかもしれません。

そんな状況を打破すべく、すでに海外では数千社以上に導入され、先日、日本での展開を発表したサービスが「Amazon ログイン&ペイメント」です。今後要注目となるこのサービス、じっくりご紹介しましょう。

「Amazon ログイン&ペイメント」を導入するとどうなるの?

アマゾンジャパンは5月11日、ECサイトを運営する外部の企業に対し、Amazonのアカウント情報を使ってログインや送付先の指定、クレジットカード決済などができる「Amazon ログイン&ペイメント」の提供を始めると発表しました。

では、「Amazon ログイン&ペイメント」を導入すると、何ができるようになるのでしょうか。ざっくり2点で説明すると、


1. Amazonのアカウントでログインできる
他企業のECサイトであっても、Amazon会員であれば、Amazonアカウントを使ってログインできるようになり、無駄な会員登録が一切不要になります。つまりはソーシャルログインと同じような感じです。


2. Amazonアカウントで決済ができる
今までは、配送先の登録や、クレジットカードの登録などをしなければ、決済が完了しませんでした。しかし、「Amazon ログイン&ペイメント」を導入すると、Amazonに登録されている情報がそのECサイトにも反映されるので、無駄なクレジットカード登録等が一切不要になるのです。

上記のように、お支払い方法の一覧にPay with amazonが登場。無駄なクレジットカードの登録をすることなく、決済ができるようになります。

最短2クリックで決済完了!

アメリカでは既にサービスが実施されているので、実際にどれほど決済が簡単になるのかを紹介します。今回、アメリカのECサイト『woot!』を例にみていきます。

まず新規の会員登録時に、Amazonアカウントでログインできることがわかります。

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右の「Login with Amazon」をクリックするとログイン完了です。たった、ワンクリックで会員登録が完了してしまうのです。


次に、商品を購入してみましょう。最近IOTも流行っていることなので、Bluetooth Headphonesを買うことにします。

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Add to cartをクリックして、右上のproceed to checkoutをクリックすると、、


じゃん!

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Amazonアカウントでログインしているので、既に支払い情報が登録済み!
配送先もクレジットカード情報も新たに入力する必要がありません。
あとは、place your orderをクリックするだけで、非常に簡単に支払い手続きが完了してしまうのです。

導入メリットは?

今回発表された「Amazon ログイン&ペイメント」のサービス。メリットはユーザー側にも、ECサイト側にもありそうです。

【ユーザーのメリット】
1. 新規会員登録や支払情報を入力する手間が省ける。
2. クレジットカード情報を何度も登録する不安を払拭できる。
今回のサービスは、会員情報や購入情報は今まで通り、ECサイト側で管理されると思いますが、クレジットカード情報が他のECサイトにわたることはありません。その点、ユーザーは安心して買い物をできると思われます。


【サイト側のメリット】
1. 高い成約率が期待できる。
実際、Amazon ログイン&ペイメントサービスはすでに海外で導入されており、ECサイトによっては注文成約率が10~34%向上するなど、明確な効果が出ているといいます。

2. セキュリティコストの削減.
Amazonのセキュリティシステムが不正な取引を監視しているため、セキュリティコストの削減が可能。

3. 全世界のAmazon会員からのアクセスが期待できる。
日本国内だけでも、月間訪問者数が実に4,000万人を超えるというAmazonからのアクセスが容易になれば、自社ECサイトへの訪問者数が増えることも期待できるのではないでしょうか。

導入するためにはどうすればいいの?

アマゾンジャパンは導入企業から一定の手数料を徴収するビジネスモデルですが、決済手数料は非公開となっており、アマゾンジャパンヘ直接の問合せが必要です。自社ECサイトを運営する企業に積極的に提供していくようですが、導入についてはアマゾンジャパンの審査を経る必要があります。

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https://payments.amazon.co.jp/contactsales
上記リンクから申し込みができます。

Amazon ログイン&ペイメント-まとめ

いかがでしたか?
もう一度簡単に要点をおさらいしますと、「Amazon ログイン&ペイメント」とは、
・既存のAmazonアカウントで他のECサイトにログインができる。
・Amazonアカウントのクレジット決済ができる。
というサービスです。

「Amazon ログイン&ペイメント」を導入すると、ユーザー側は最短2クリックで商品購入ができ、利便性が向上します。サイト側も、カートには入れたけれど商品購入まで至らない、といったユーザーの離脱を抑える効果が期待できます。

ユーザーはクレジットカードのセキュリティについては敏感です。
特に、小規模なECサイトこそ「Amazon ログイン&ペイメント」を導入し、ユーザーの心理的ストレスを軽減するとよいのではないでしょうか。また、安価な日用品などを多く取り扱い、ユーザーの利用頻度が高いECサイトも、毎回の決済の利便性を向上することでCVRの改善が期待できるかもしれません。

そして何より、全世界のAmazon会員が容易に商品購入できるようになれば、大きなメリットになるのは間違いないでしょう。

現在、インターネットショッピングの世界では数多くのECサイトが乱立し、サイト間の差別化が難しいのが現状です。いかに決済に関わるストレスを軽減し、ユーザービリティ(使いさすさ)を上げられるか。その一つの手だてとして、「Amazon ログイン&ペイメント」を活用してみてはいかがでしょうか?

次回は、決済の簡易化!今後要注目のサービス第2弾ということで、今アメリカで注目のサービスをご紹介していきますので、ご期待ください!

★参考:Amazon.co.jpのアカウントでログインし、簡単にお支払いができる新サービス『Amazonログイン&ペイメント』の提供を開始-アマゾンジャパン

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株式会社フィードフォースの社員たちがそれぞれの専門分野、関心(時には趣味)をもとにネットマーケティングに役立つ情報を発信・共有します。 個性豊かな社員ライターたち一同、独自の知見と感性を活かし、あっつあつの情熱をもって運営中。ぜひお気軽にコメントくださいませ!

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