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カツ、海老天、親子が卵とじされたさか本丼を中心に
下高井戸に人がくるとさか本そばという店にさそう。古い大衆食堂のような雰囲気で、ここにしかないみょうな味わいがあるのだ。
先日、テレビでさか本そばがやってたらしい。しかし八幡山店。えーっ!? 調べてみるとさか本そばは何十店もあった。どうなってるんだ、おれたちのさか本そば。 > 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto) 下高井戸の象徴さか本そば京王線下高井戸駅近くにあるさか本そばはこのサイトでも一度とりあげている。
参考 その圧倒的白さ!ポテトサラダ定食めぐり - デイリーポータルZ この記事はさか本そばでサラダ定食というなぞのメニューを見たこと発端だ(ポテトサラダとごはんを出してきた)。記事にも書いてあるようにさか本そばはなぞが多い。 下高井戸駅ちかくにあるおれたちのさか本そば。広すぎる店内、多すぎるメニュー
さか本そばのなぞ、おさらい・メニューが多すぎる
壁一面にかかげられたメニューにはうどんそばを中心に丼や定食、鍋や中華料理まである。さか本そば、さか本鍋、さか本丼などのオリジナルメニューもある。 ・店が広すぎる 「広いので休憩にお使いください」と入り口に書いてあるほど広い。何もなくても入っていいのである。座敷もあるしこたつやテレビも3つずつくらいある。 ・店の人なのかそれとも常連なのか? 寡黙な店のご主人とは別に、巨人帽をかぶったおっちゃんが働いている。よく私服で働いてるのであの人は常連ではないかと思っている。若い大男がこの巨人帽のおっちゃんの肩を揉んでるのを見た。謎が深まる。 ・おばちゃんが奥の部屋から何人も出てくる 奥には小部屋まであって、何か会合が行われていたりする。おばあさんが寝ているという噂もある。 世の中のありとあらゆる乗り物が集合した店内
ふりかけが置いてあったり
味とかじゃない、その存在が良いこれらのなぞ以上にさか本そばの魅力は訪れてみて初めてわかるものである。
で、味は?と思う方もいるだろう。しかしウマいかマズいかだけで店を評価するのはさびしいことだ。さか本は味とかじゃなくてただ「ある」ことが重要なのだ。 たとえばラーメン二郎ファンは毎日訪れないといけないかもしれない。だがさか本ファンはたまに行って「お、あるな」「さか本に来てるな」と思うことが重要なのだ。 「ある」というより「あられます」「おわします」と言ったほうがいいかもしれない。 サラダ定食はポテトサラダとごはん。ふりかけが大活躍だ
さか本丼のインパクトそんなさか本ではやはりここでしか食べられないメニューを食べるとお参り感がたかまる。
なかでもさか本丼はとくにインパクトが強い。カツと海老天と開花丼の豚肉が一緒に玉子とじされたアイデアメニューだ。 肉も海老も天ぷらもフライも煮付けも玉子とじも…もうここにはなんでもある。秦の始皇帝が来たらたぶんさか本丼を頼むだろう。 ところでさか本丼を検索してると今っぽいバイラルメディア※が出てきた。まさかそんな、他のブログの写真を転載までして広めるような丼だったとは… 参考 複数の丼物が合体!「坂本丼」がちょっと豪華でおいしそう!――Spotlight ※すでにインターネット上にあるものを引用して広めるWebメディア これが下高井戸のさか本丼900円。カツ丼、エビ天、開花丼(他店では親子丼)がたまごとじで一緒になっている。色々な味で飽きなくていいなと思われるかもしれないが、最終的には何くってるのかわからなくなる。それがたまらなく好きだ。
テレビに出てきたさか本丼このように妙に愛らしいさか本そばであるが、先日テレビを見てた家人から連絡が入った。八幡山にさか本丼があるぞ、と。
八幡山駅 さか本そば店 - ぶらり途中下車の旅 | 放送内容 !!?と思ってその後番組のHPを見てみるとたしかに。八幡山にもさか本そばがあってさか本丼がある。なんてこった。なんだこのパラレルワールドは。 まさかと思って「さか本 そば」で検索してみると出るわ出るわ、さか本そばは東京神奈川に20店以上出てくる。ぐわーっ、なんなんださか本そば! こんなにあるのかさか本そば! なんてこった、関東はもうさか本そばに支配されてるといってもいい
どうなっているんださか本そば。オンリーワンの店ではなかったのか。
街のそば屋が巨大チェーンだったとは……さか本のトップは「さっき会った男、あれが総理大臣じゃよ」とか言ってるのだろうか。私たちはさか本に支配されていたのだ。恐ろしい。 とりあえず他のさか本そばに行ってみよう。下高井戸から京王線で30分弱、武蔵野台駅にむかってみた。 他の店でもさか本丼はやってるんだろうか? 京王線に乗って府中市に入る
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