自動車部品コンテナで覚せい剤など密輸、41歳男ら逮捕

自動車部品製造会社の社員ら、通関の盲点を悪用

 水原地検平沢支部刑事2部(チョン・オクチャ部長)は20日、輸入貨物に見せ掛けて中国から覚せい剤6キロを密輸した疑いで、S容疑者(41)など自動車部品製造会社の社員3人を逮捕・起訴したと発表した。

 S容疑者らは先月31日、中国山東省威海港を出港し、京畿道平沢港に入港した貨物船のコンテナを利用し、覚せい剤6キロ(時価200億ウォン〈約22億円〉相当)と偽の勃起不全(ED)治療薬70万錠(本物の小売価格84億ウォン〈約9億2500万円〉相当)を密輸した疑いが持たれている。S容疑者らは中国の工場で製造した自動車部品を運ぶコンテナの中に、薬物を入れた紙製の箱20箱を忍ばせ持ち込もうとし、平沢税関に摘発された。

 検察は「自動車部品製造会社の中国工場の工場長を務めるS容疑者は、中国朝鮮族のA容疑者から、覚せい剤などを韓国人の引き受け役B容疑者に渡してほしいと依頼を受けた。見返りとして、1箱につき30万ウォン(約3万3000円)を受け取っていたことが分かった」と話した。覚せい剤6キロは、20万人が同時に使用できる量で、昨年1年間に押収された覚せい剤47.6キロの12.6%に当たる。検察は「自動車の部品は保税倉庫への入庫や税関の検査を経ず、すぐに荷主に配送されるという制度を悪用した」と話した。検察はS容疑者らに覚せい剤の運搬を依頼したA容疑者とB容疑者の検挙に全力を挙げている。

平沢=権祥銀(クォン・サンウン)記者
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